長野地方卸売市場(長野市)で1月5日に行われた新春恒例の「祝セリ」。丸水長野県水やマルイチ産商から約80人が集まり今年の商売繁盛を願った
◆マルイチと県水、25年度をめどに統合
市場規模が縮小する中、ナショナルチェーンと連動したナショナル卸の台頭などが進み、激しい競合を戦っている甲信エリアの地域卸。インバウンドを含む観光需要など業務用市場が順調に推移する一方、量販向けは商品の値上げラッシュで消費者の店頭での買上点数が減少するなど、苦戦が続く。
コロナ禍でさらに鮮明となった大手寡占の構図に加え、物流の2024年問題が現実化した今期。これまで以上に、地域卸として