タイで減塩政策強化へ 塩分含有率応じ新税導入
健康維持のために塩分の少ない食品の摂取を求めるタイ健康促進財団の啓蒙バナー＝財団の発表資料から
多彩な食文化で知られるタイで、国民の健康増進を目的とした政府の減塩政策が強化されようとしている。タイ人は濃い味付けを好む人が多いことから塩分摂取量が他国に比べて高く、高血圧や腎臓病、心血管疾患につながっているというのが、その主たる理由だ。塩分の含有率に応じた新税の導入が柱で、一部に反対意見もあるもののコロナ禍を乗り越えてきた健康への関心の高まりから世論の賛成が得やすいという現状も背後にあるようだ。
タイ保健省は昨年末、25年中にも食品の塩分に対して
