「家族に贈ろう」をキーワードに展開する三越日本橋本店
ギフトセンター来店客にジュースの試飲を提供するそごう横浜店
贈答機会の多様化に合わせ、小売各社のギフト提案はプライベートな動機の掘り起こしに力を入れている。仕事上の関係先に季節のあいさつというシーンが徐々に希薄化する中、親族や友人間の贈り物や、自分へのご褒美といった利用機会に活路を見いだす。そのような目的のギフトには非日常性が期待され、特別なグルメやスイーツの打ち出しが強まっている。定番ギフトも、限定感を強化することで贈答品ならではの特別感を演出する。(宮川耕平)