「お茶の京都博」で製作ののぼり旗は、「宇治茶」ブランドの向上につながっている
木長園の林長史会長は過去に例のない「宇治抹茶ブーム」を警戒する。以前から人気のあった宇治抹茶だが、昨年から今年にかけて人気が異様なほど高まっており、影響は抹茶の原料となる碾(てん)茶の取引価格にまで及ぶ。JA全農京都茶市場(京都府城陽市)で5月9日に行われた機械碾茶の初取引価格の平均単価は前年の1.7倍に当たる金額となり、過去最高値を大幅更新。同14日の同市場での手摘み碾茶の取引価格も前年の2.2倍で過去最高値となった。その後の取引でも価格は落ち着くことなく、高騰し続けてい