胃心伝真=絶滅危惧食堂に思う
今年も暑い夏が近づいてくると、かつてドラマ「世にも奇妙な物語」の一エピソードとして放映された名作「ハイ・ヌーン」を思い出す▼ある夏の盛り、とあるひなびた商店街の食堂に現れた、玉置浩二演じる男が、壁に貼られた店のメニューを端から延々と食べ続けていくというもの。その挑戦を受けて立つ店主を演じたのはベンガル。始めはけだるさを絵に描いたような表情が、いつしか原題をオマージュしたであろう西部劇「真昼の決闘」のゲイリー・クーパーよろしく精悍に変わっていく様子が面白い▼昭和100年の今、
関連ワード:
胃心伝真