長野・山梨地区夏季特集2025

長野・山梨地区夏季特集:農産加工=困難さ増す原料確保 「国産・地産」訴求に光も

特集 総合 2025.08.20 12984号 08面
収穫が最盛期を迎えている長野県の桃。猛暑と雨不足で実はやや小ぶりだが甘みは十分で生育はおおむね順調という=長野市の桃畑

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大麦・雑穀で「健康な主食」を訴求するはくばく=東京都内で開いたイベント

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 ●「国産・地産」訴求に光も
 豊かな自然に恵まれた甲信エリアは、さまざまな野菜・果実の一大産地だ。山梨県はブドウや桃、長野県はエノキ茸などが日本一の生産量を誇る。これら農産物を主な原料に、農産加工は地域の食品産業をリードしてきた。ただ、近年は農家の減少、高齢化に加えて天候不順による作柄不良が相次ぎ、産業基盤が揺らいでいる。輸入原料も、世界規模の気候変動や需給変化、円安などの影響で調達難と高騰が続く。本紙が行った今夏のアンケート調査で、市場開拓や販売拡

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