日本海水、讃岐工場の石炭火力発電所を木質バイオマス発電所に転換へ

調味料 ニュース 2025.09.12 12997号 03面

 製塩業界で国内シェア40%を持つ日本海水は、約140億円を投資して讃岐工場(香川県坂出市)の石炭火力発電所を木質バイオマス発電所に転換する。26年度に着工し、28年度の運転開始を目指す。
 家庭・業務用合わせて年間40万tの塩を生産する同社は海水を煮詰める煎ごう工程で大量の電力と蒸気が必要なため、従来から大規模な発電設備を保有していた。讃岐工場では既存の石炭火力による発電で年間約13万tのCO2を排出しており、温暖化対策と安定供給の両立が課題だった。

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