漬物特集2025

漬物特集:原料事情=梅 機能性で価値拡大を

漬物・佃煮 特集 2025.11.27 13036号 02面

 梅生産量の6割を占める和歌山県が2年連続の不作となり、梅干し業界では原料不足に対する懸念が強まっている。同県における昨年の梅収穫量は、2万9700tと過去に類を見ないほど減少。今年は例年の7割程度だとされており、繰り越し在庫がない中で原料事情はさらに厳しくなっている。
 主力品種の南高梅は、大粒、薄皮、肉厚、芳醇といった品質の高さで需要を得てきたが、4月に発生した降雹(ひょう)により多くが規格外の傷果となったため、味には問題ないが従来通りの価値訴求が

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