漬物特集2025
2025.07.192024年の漬物生産量は前年比7.7%減、出荷金額は同1.1%減と苦戦。原料高騰や人手不足、気象影響で業界は厳しい状況が続く。倒産も増加し、体力勝負の様相を見せる。若年層の漬物離れに対応し、情報発信や食育活動を強化。健康志向や多様な食シーンでの提案、…続きを読む
山本食品工業は3本柱のラッキョウ、ショウガ、ニンニクが数量・金額ともに順調に推移しており、25年度の目標額到達もクリアできそう。業務用がコロナ禍の落ち込みから回復しつつあり、現在は高菜の販路拡大を目指し外食や中食などで提案、導入が進んでいる。ニンニク…続きを読む
中田食品は、地域経済の基幹となる梅産業の維持発展に向けた取り組みの一つとして、消費者とのコミュニケーション機会拡大に注力している。6月6日の「梅の日」に合わせて開設したコミュニティーサイト「うめニティ」では、梅をテーマにした多彩なコンテンツにより“梅…続きを読む
備後漬物は24年9月に「細かく刻んだ白菜キムチ」を新発売した。ふりかけを意識した商品で、1cm未満に刻んだ白菜にごま油を加えた食べ切りサイズで展開。ご飯のお供として提案したところ、40~50代を中心に評判も良く順調に推移した。25年3月には第2弾「ち…続きを読む
ショウガを主力に扱う遠藤食品では、パッケージの栄養成分表示をこれまでの100gから1食分相当(10g)の常食量表示に順次切り替えを進めている。漬物の高塩分イメージからの脱却を図り、同社では昨年10月から率先して取り組みを開始した。切り替えは現在も順調…続きを読む
やまうの24年全体の売上げは前年並みで推移した。一部で物価高による買い控えがあったものの、新しい売場への商品の導入が奏功したと同社は見る。物価上昇による購入点数の減少に加え、コメ不足による高騰で嗜好品となる漬物は選択を避けられやすく、例えば1食当たり…続きを読む
岩下食品は「岩下の新生姜」の食シーン拡大を目的に「生姜たっぷり たたききゅうりの素」を3月に新発売した。 常温商品の特徴を生かした青果売場での関連販売も実施。「手作り用らっきょう」などの販路を活用し、キュウリが安価になった5~6月に新規採用の成果もあ…続きを読む
東海漬物は「こくうま」ブランドのブラッシュアップを実施する。昨年満20周年を迎えた「こくうま」は、10年ぶりのリニューアルを実施した。7月から22年目を迎える「こくうまキムチ」は、時代に合わせてうまみとコクをさらに強化する。 3月には「キャベツ・大…続きを読む
ピックルスコーポレーションは研究開発の得意を生かし、ぬか漬け商品のアピールに力を入れる。同社は2015年に特許を取得した、独自の植物性乳酸菌「Pne-12(ピーネ12)」を使用したぬか漬け商品を製造販売している。量販店の惣菜売場では埋没しがちな存在感…続きを読む
新進は来期目標を前年比5%増に定め、リニューアルしたスパウトタイプの「手間いらず」シリーズを積極的に打ち出していく考え。 3月のブランド統一に合わせ、香りや味をよりおいしさにこだわりフレッシュに刷新した。現在「手間いらず 大根おろし」の配荷が進んで…続きを読む
◆「漬物グランプリ2025」地域特産品特別賞 埼玉県深谷市のマルツ食品は、埼玉県産の素材を生かした「さいたま梨のぴくるす」=写真=で漬物グランプリの地域特産品特別賞を受賞した。主原料には埼玉県のナシ主産地である上里町と神川町のナシを使用。赤ワインは…続きを読む