この一品が客を呼ぶカレー編・神戸:「駄BOSQUE」牛すじ
1999年オープンの駄BOSQUE(ダ・ボスケ)は、関西では“老舗”のスープカレー専門店。住宅街の中という立地ながら、開店当初から、北海道でスープカレーの味を覚えたお客が、遠方から来ることも多かった。最近はスープカレーの知名度アップで、スープカレーは初めてというお客も増加中。さっぱりと上品な、本場とはひと味違う味わいで人気を集めている。
脱サラでこの店を始めたマスター。「カレーのお店をやりたいと思っていたが、神戸はインド料理店が多い場所でしょ。何か特徴のあるカレーをと思っていたところ、知り合いがスープカレーのことを教えてくれた」と話す。北海道でスープカレーを何軒か食べ歩いたあと、独自のレシピを考案したそうだ。
ここのスープカレーは、トマトがたっぷりと入ったさわやかな風味が特徴。辛さも控えめであっさりとした味に仕上がっている。
「合わせるスパイスは10種類もありません。具も、せっかちな関西人が食べやすいように(笑)、小さめにしています」
地味あふれるおいしさの秘密は野菜のセレクト。玉ネギは甘みが強く、香りが豊かな淡路産のものにこだわる。ジャガ芋は、適度なホクホク感があり、煮くずれしにくいトウヤが一番だそうだ。具の野菜は油を通していないため、さっぱりと食べられる。
神戸らしいメニューの牛すじは、カレー=ビーフカレーと考える男性客のリクエストで生まれた。「普通のビーフより牛すじの方が、うちのスープにはピッタリ。歯ごたえを少し残す程度に煮ています」と話す。
このほかにも、スープカレーを使ったうどん、冷麺などユニークなメニューがある。「家族連れのお客さまも多いので、子ども向けに甘口のカレーライスも。これは大人にも好評で、今はスープカレーとブレンドしたカレーも出しているんですよ」とマスター。ニーズに柔軟に対応する姿勢も、リピーターを生んでいるようだ。
◆駄BOSQUE(神戸市灘区神前町1‐2‐24、電話078・802・1713)営業時間=午前11時30分~午後2時、5時30分~11時30分(日曜祝日は午前11時30分~午後9時30分)、水曜定休/席数=16席
◆食材の決め手:「濃厚かつおだし青ラベル」味の素(株)(東京都中央区)
スープの隠し味として欠かせないのが「かつおだし」だ。「少し入れるだけで、コクと深みがしっかりとプラスされるんです。これがないと頼りない味になってしまいますね」と言う。
愛用しているのは、味の素の液体和風だし「濃厚かつおだし青ラベル」。
「他メーカーのものも使ってみましたが、風味が出るようにたくさん入れると、スープが水っぽくなって。これは濃縮タイプなので、少量ですむところが気に入っています」













