漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(195)芒種 夏秋キャベツで梅雨も快適に
●24節気 芒種(6月6日~6月20日)
「芒(のぎ)」とは、稲や麦の穂先にある針のような突起のこと。麦秋で麦を刈りとり、その後に稲を植える季節。梅雨が始まる直前、気温も湿度も高くなり、暑邪、湿邪への対策が必要です。
この時期、キャベツは春キャベツから夏秋キャベツに切り替わります。高原の涼しい気候でじっくりと育てられることで、葉は厚めながら適度にやわらかく、甘みもあります。巻きもしっかり、葉にはハリが。つまり春キャベツと冬キャベツの両方の良い特徴を持っています。
清熱散結の作用を持つキャベツは、身体の中の熱を冷まします。煮崩れしにくい夏秋キャベツで、高野豆腐を使ったロールキャベツを。6月は「環境月間」でもあるので、芯まで使って。調理も簡単で、たんぱく質、カルシウム、鉄分をプラス。高原の滋養をお楽しみください。
●ごうんろっきで気象うらない
五運六気・2026年(丙午年)
主運の土運が太過となって湿気が旺盛となり、梅雨の期間が長引くかもしれません。
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五運は、5惑星「木(風)・火(暑、熱)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)」をなぞらえた天の気。六気は、地球の地の気である「風・寒・暑・湿・燥・火」。この組み合わせで24節気ごとに巡ってくる気象と、それが私たちの身体に及ぼす影響を予想するのが「五運六気」。
◆高野豆腐のロールキャベツとキャベツ芯の香りあえ
胃腸を整え、気巡りも促進
エネルギー244kcal たんぱく質15.3g 塩分2.7g(1人分)
〈材料・2人分〉
・キャベツ……4枚
・荒野豆腐……2枚
・クコの実……大さじ1
・グリーンピース……大さじ2
A・鶏ガラスープの素……大さじ1
A・しょうゆ……小さじ2
・水溶き片栗粉……水小さじ2、片栗粉小さじ1
・香味野菜(みょうが、青じそ、ゆずなど)、塩……適量
〈作り方〉
(1)キャベツはさっとゆでて、芯をそぎ切りする。芯は別にとり分けておく。高野豆腐は水で戻して半分に切り、キャベツでしっかり巻く。
(2)鍋に(1)と水2カップ(分量外)、Aを入れて、火にかけ、落としぶたをして火にかける。沸騰したらフタをして10分煮る。水で戻したクコの実とさっとゆでたグリーンピースを加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
(3)(1)のキャベツの芯は、薄くスライスして、みょうが、青じそ、ゆず皮のせん切りと合わせ、塩もみをして、ロールキャベツに添える。
●キャベツ Cabbage
【栄養学】】ビタミン類、胃腸を保護する有効成分、葉酸、カルシウム、食物繊維を含む栄養価の高い野菜です。生食、焼く、煮ると多彩な調理方法ができる野菜の優等生。
【薬膳学】脾胃を整え、五臓も養います。湿度が高くなるこれからの時期は、利尿作用や気巡り効果があるものと合わせて使うといいでしょう。
東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 岡本正子(レシピも)














