スミフルが開発した新品種バナナ「バナップル」 製菓・外食から引き合い続々
スミフルは、このほど開催された「デザート・スイーツ&ドリンク展」に、独自開発の新品種バナナ「バナップル」を出品した。「リンゴのような爽やかな酸味が甘味と調和し、清涼感あふれる味が特徴の新しいフルーツ」(佐藤豊営業本部販売促進部長)だ。
バナナは現在、消費量日本一の果物で、朝食やおやつ、スポーツ時に多く食べられている。さらに新たな需要を喚起すべく「デザートとして食べるバナナを作ろうと。消費者調査では甘いだけでなくフルーティーな味のバナナを求める声が多かったことから、酸味のある爽やかな風味を目指した」(同)。フィリピンにあるスミフルバナナ研究所で、5年間の試行錯誤を重ね、バナップルが誕生した。
業務用専門展示会へのバナップルの出品は初めてだったが「和洋菓子製造者や外食企業から引き合いが相次いでいる」と担当者は手応えを感じている。スミフルブースでは、基幹製品の「甘熟王バナナ」やパイン、アボカドも出品され、終始多くの人が集まっていた。スミフルは今後、業務用分野の販売にも注力し、バナナを中心としたフルーツ系デザートメニューを普及させていきたい考えだ。