イタリアントマト、食べ放題ずし「伊太都麻」オープン

1994.04.04 49号 16面

イタリアン・トマト(東京都港区、03・3505・2681)は、昨年末、食べ放題ずし「伊太都麻」八王子店を郊外型第一号実験店としてオープンさせた=写真。

昨年4月に都市型実験店を六本木にオープンして以来、銀座、新宿、新浦安など次々とFC展開し、現在八店舗。

江戸川のカウンターサービスと回転ずしとの中間の客層をターゲットにテーブル席での食べ放題にした。

「楽しく食べてもらい、すしは温かいものと知って欲しい」(伊東邦治店長)をコンセプトに、食べるルールを提案している。

食べ切り八八〇円と食べ放題ランチタイム一〇〇〇円、通常価格一五〇〇円があるが、食べ切りは、定番メニューとしてマグロ、エビ、イカ、コハダ、サケ、ホタテ、ホッキ、ツブ貝、トビッコ、カズノコ、タマゴ、イカ黄金、ポテトサラダの一三個のみで、食べ放題は三〇アイテム中から追加注文が自由。卓上のオーダー表に追加注文を記入し提出するが、食べ残しに対しペナルティーを課し、握り七〇円、手巻き一二〇円を徴収する。ただし持ち帰りもできる。

イタリアン・トマトをリニューアルオープンしたため、客層は、元イタトマ族に、近隣のサラリーマン、OL、週末はファミリーが中心となる。ランチタイムは、滞留時間四〇分前後。客数一日八〇~一〇〇人、月商一〇〇〇万円を目標としている。

「これからは、鮮度、ネタの大きさで差別化を図る時代」(同本部)から食材にこだわり、北海道は函館の業者に委託し、カットされたものを毎日クール宅急便で運び、誰でも対応できるようにしている。五〇%に近い食材原価率のため、徹底した省力化を図り、六七坪、五四席のホールに二人、厨房三人である。ホールでのお茶、吸い物はステーションに設置され、セルフサービス。「今、FCの引き合いが五店舗、今年中に三〇店にしスケールメリットを生かしコスト低減につなげたい」(本部)としている。

「六本木、新宿の都心と違い、駅からの距離もあり、近くの西友が昨年撤退した影響もあり、またオープンして日が浅く知名度もいま一つ。これからです」(店長)

▽伊太都麻八王子店=東京都八王子市横山町七‐五、西武SPEC館三階、Tel0426・42・5897▽営業時間=午前11時30分~午後3時、午後5時~11時(日祭日午後10時まで)、第三水曜日定休

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