本紙21世紀食品経営者フォーラム、23日、千葉大・唯是教授が穀物危機への対応で講演
千葉経済大学教授の唯是康彦氏は23日開かれた「21世紀食品経営者フォーラム」(日本食糧新聞社主催)で講演を行い、食糧危機には穀物自体が本当に不足した状態と、畜産飼料の不足で畜肉が足りなくなり、生活不満から政治危機が起こる状態の二種類に分けられるとし、現在、先進国が直面しているのは後者の状態であると述べた。その上で今回の穀物需給ひっ迫の原因として、米国の長雨によるトウモロコシなどの作付遅れと夏場の干ばつ予想による減産の可能性をあげ、その場合、これをカバーすべき在庫が不足している
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