波動を高める生活学:ゴーヤ(ニガウリ)
ゴーヤ(ニガウリ)は長寿地域として知られる沖縄に古くから伝わる食材だ。いまやその名は全国に知れわたり、健康に良い食品のイメージが定着している。そこで、今回はいまが旬のゴーヤを波動測定した。
ゴーヤの一番の特徴は苦み。苦手な人も多いかと思うが、この苦みに健康野菜の秘密が隠されている。沖縄では昔からゴーヤの苦みには血液をキレイにして、血圧を安定させる働きがあるとされてきた。苦みの元は「モモルデシン」という物質だ。モモルデシンには食欲増進作用や整腸作用もあり、夏の暑さで弱った胃腸を回復させる。『血糖』『高血圧』『胃』『腸』の各項目はなかなかの数値で特に『血糖』が高い。これは特に果肉部分に豊富に含まれる、インスリンに似たタンパク質「植物インスリン」の効果もあると思われる。さらに、カラチンという物質にインスリンを分泌する膵臓のβ細胞を活性化する働きがある。
その他の有効成分としてビタミンCを挙げたい。ビタミンCはゴーヤ一〇〇グラム中に約八〇ミリグラム。ほうれん草の実に倍にあたる。ビタミンCの効果はさまざまあるが、コラーゲンの生成促進やシミやシワの元凶・活性酸素を消去してくれるなど、きれいな肌を保つのに欠かせない。それゆえ、『皮膚』の数値が二ケタに達しているのだ。その他、高血圧を予防するカリウムや目の健康に寄与するβカロテンも豊富だ。
さらに、通常はあまり食べない種子に有効成分「共役リノレン酸」が豊富に含まれる。この物質は体内で共役リノール酸に変化する。共役リノール酸は体脂肪を燃焼させ、ダイエット効果が期待できる。さらに、抗がん作用も有している。『肥満』『がん』の数値に注目して頂きたい。種子は捨てずに炒るなどして食べてみよう。
夏バテで体力・気力が失せている人も多いであろう。そんな時は、ゴーヤ・チャンプルー。豚肉のビタミンB1の作用も手伝って、厳しい暑さを乗り切ることができるだろう。
(めいらく波動医科学総合研究所・編)