波動を高める生活学:玄米

2002.09.10 85号 15面

日中の暑さはまだ厳しいものがあるが、いよいよ“実りの秋”の到来だ。その代表格といえば“おコメ”ではないだろうか。今回は、その有効性が改めて注目されている“玄米”を取り上げてみた。

玄米には“ぬか”や“胚芽”がそのまま残されており、有効成分の宝庫である。ところが、玄米は食感が硬いなどの理由から敬遠されがちであり、精米してこれらを取り除いた白米が一般的に食卓に上がるが、身体に良いかどうかは疑問符が付く。そこで、玄米と白米の比較を行うため、波動測定を行った。測定試料には低農薬・有機肥料使用と記載されている玄米と、その玄米を精米機で白米に精米したものを使用した。

玄米で注目したい成分はビタミンB1。これは糖質をエネルギーに替える働きがあり、疲労回復などに有効である。波動測定では「疲労」の項目が高くなっている。さらに、食物繊維にも注目しなければならない。玄米には食物繊維が茶碗一杯あたり約五グラム含まれており、玄米を一日三食取れば摂取量の目安の大半を摂取することができる。食物繊維は便秘解消だけでなく、糖尿病や肥満予防にも有効であり、波動測定もこの事実を証明している。さらに、ぬかや胚芽に含まれる油は動脈硬化を予防することも判明している。

ところで、波動測定を行うにあたって、すべての項目で玄米が優っていると予想したが、「胃」で劣ってしまった。これは白米と比較して消化が悪いためと思われるが、よく噛んで食せば案ずることはない。世間では限りない種類の健康食品が販売されている。しかし、人間が口にする機会が最も多いのは“主食”であり、これに目を向けることが健康への近道ではなかろうか。

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