9月20日。今日はお手玉の日
9月20日は日本お手玉の会が制定したお手玉の日。1992年9月20日に第一回全国お手玉遊び大会が開かれたことに由来する。お手玉の中には、小豆や丸大豆といった豆類のほか、とうもろこし、そば米、茶の実といった穀類が入れられることが多い。
豆の定義とは何か?
一般に「豆」とよぶ穀物は、植物分類学上ではマメ科に属し、ササゲ属、インゲン属、ソラマメ属、エンドウ属、ダイズ属、ラッカセイ属などがある。ササ ゲ属は小豆とささげの2種類からなり、インゲン属はいんげん豆とべにばないんげんに分かれ、前者には金時豆、手亡豆、うずら豆、虎豆、大福豆が、後者には白花豆、紫花豆がある。また、ソラマメ属にはそらまめ、エンドウ属にはえんどう、ダイズ属には大豆、ラッカセイ属には落花生がそれぞれ種として存在する。
栄養学的には「高脂質の豆」 と「でん粉質の豆」に分類され、前者には、大豆、落花生などが含まれ、脂質が多いのが特徴である。後者には、小豆、ささげ、 いんげん豆、えんどう、そら豆、緑豆などが属し、糖質50%以上含むのが特徴である。現在わが国における豆類の自給率は2011年度でわずか9%程 度と低く、さらに大豆となると7%にすぎず、90%以上は輸入で補われていることになる。日本人の1人1日の豆類の摂取量の国民栄養調査によれば、70.2 gとされている。大豆、落花生は製油原料としての需要も多い。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:ホクレン農業協同組合連合会 農産部 雑穀課))