帝人「イヌリン」特集
◇高い発酵力で腸内環境改善
今、注目されている腸内フローラをいかに活用して、健康な社会の実現に貢献していくのか。この課題に対して、帝人は慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授でメタジェン代表取締役社長CEOの福田真嗣氏とともに、水溶性食物繊維のイヌリンが腸内細菌に及ぼす影響について共同研究を重ねてきた。その結果、チコリイヌリンが酪酸やプロピオン酸、コハク酸など短鎖脂肪酸の産生を促進させる可能性があることを見いだし、発酵力の高さを示した。(藤村顕太朗)
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◆帝人「イヌリン」特集:帝人とメタジェン共同研究 短鎖脂肪酸の産生促進
総合 2019.12.25◇高い発酵力で腸内環境改善 今、注目されている腸内フローラをいかに活用して、健康な社会の実現に貢献していくのか。この課題に対して、帝人は慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授でメタジェン代表取締役社長CEOの福田真嗣氏とともに、水溶性食物繊維のイヌ…続きを読む
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帝人「イヌリン」特集:帝人の事業戦略 機能性食品素材へ注力
総合 2019.12.25●「イヌリア」ブランド展開 帝人は1918年に創業後、日本で初めて合成繊維のレーヨンの商業生産を開始したことで知られる。その後、ポリエステル繊維の製造を通じて獲得した高分子技術を中心に素材ビジネスを展開。現在はヘルスケアビジネスにも業容を拡大し、機…続きを読む
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帝人「イヌリン」特集:イヌリン市場、600億円規模に 飲料・菓子など用途拡大
総合 2019.12.25水溶性食物繊維といえば、日本では難消化性デキストリンが主流だが、グローバルに見るとシェアはイヌリンの方が圧倒的に高い。年平均成長率6.5%といわれる水溶性食物繊維の世界市場規模は1800億円(18年)で、このうちイヌリンは約600億円を占めるとされる…続きを読む
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帝人「イヌリン」特集:コーヒー代替飲料などにも「イヌリン」
総合 2019.12.25食の歴史をひも解くと、約5000年前の古代エジプト、古代ローマ時代に、すでにイヌリンを含むチコリの根の部分が食べられていたという記録がある。具体的な食べ方としては、コーヒーやサラダなどが挙げられる。 チコリコーヒーは、チコリの根を乾燥・焙煎して抽出…続きを読む
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帝人「イヌリン」特集:イヌリンのヘルス機能性 海外で豊富なエビデンス蓄積
総合 2019.12.25イヌリンは、チコリという野菜の根などに含まれ、水溶性食物繊維として欧米ではよく知られている。水溶性食物繊維のフルクタン(フルクトースの重合体)の一種で、日本で普及している鎖長の短いフラクトオリゴ糖の上位概念に位置付けられる。古くからさまざまな植物に含…続きを読む