ロングセラー探訪:ギンビス「アスパラガスビスケット」 新商品で社会課題解決
1968年に発売し、今年発売52年目を迎えたギンビスの「アスパラガスビスケット」は、三世代に愛されるロングセラー商品。発売当時、高級品だったグリーンアスパラガスの形状に似ていたことから命名された。
ダウンタウンの浜田雅功が16年10月4日に放送された毎日放送のバラエティー番組「ケンゴロー」で「これまでの人生で食べてきたお菓子の中で最も好きなのはアスパラガス」と発言し「浜ちゃんが最も愛するお菓子」として当時話題となった。19年に発売50周年記念として1月11日を「アスパラガスビスケットの日」に制定した。
20年春夏は、社会課題の解決に挑戦。フレイル対策などで高齢者にも重要なタンパク質を「アスパラガス」で取れるように大豆プロテインを4分の1日分、15gを配合した商品=写真=を3月に発売。また、独自の含浸製法で、チョコを中まで染み込ませた「チョコがしみこんだミニアスパラガス」も発売。この2品は計画を上回る出荷数となっている。
さらに、日本気象協会が推進する20年度「熱中症ゼロへ」プロジェクトのオフィシャルパートナーに就任。アスパラガスに含まれる、ナトリウムイオン、ブドウ糖で熱中症対策に貢献する。(青柳英明)