食肉加工品特集
食肉加工品業界では、主力のハム・ソーセージ類が量販店サイドから、ここ数年ダウントレンドと認識されるなど苦戦を強いられていたが、コロナ禍で状況は一変。業務用は低調だが、家庭用は学校休校や外出自粛による巣ごもり需要で、即食・簡便ニーズに合致したハム・ソーセージ類や、ハンバーグ・惣菜類などの調理加工品が大きく伸長している。食肉加工品生産数量の20年1~3月累計でも前年比3.5%増となっている。一方で既存主力商品のシェア争い激化による収益悪化や、物流コスト・人件費などの経費負担増といった課題は残っている。また、今回の家庭用商品の需要増について、量販バイヤーは一過性に終わると慎重だ。巣ごもり消費によって、消費者に食肉加工品の利便性やおいしさをあらためて認知してもらい、コロナ後も需要の取り込みを図る取組みや、消費者視点に立った新機軸商品の開発が重要となる。(廣瀬嘉一)
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◆食肉加工品特集:巣ごもり需要で家庭用は伸長 業務用は苦戦続く
ハム・ソーセージ 特集 2020.05.25食肉加工品業界では、主力のハム・ソーセージ類が量販店サイドから、ここ数年ダウントレンドと認識されるなど苦戦を強いられていたが、コロナ禍で状況は一変。業務用は低調だが、家庭用は学校休校や外出自粛による巣ごもり需要で、即食・簡便ニーズに合致したハム・ソーセ…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=サミット 4月は異常値を計上
ハム・ソーセージ 特集 2020.05.25●コロナ終息後の買い控え懸念 サミットの19年度実績は、食肉加工品の前年比は全体で上期1.3%減、下期7.1%増、通期2.9%増と前年を上回っている。 ハム、ベーコンの主力ラインの数値実績が悪く、サラダチキンやその他のチキン商材(チキンナゲットな…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=フジ 留め型商品販売強化
ハム・ソーセージ 特集 2020.05.25●マスメリットの追求図る フジの19年度実績は、食肉加工品の前年比は全体で上期3.1%減、下期前年並み、通期1.6%減と前年を下回っている。 月ごとに価格訴求対象商品の絞り込みを行い、単品での値下げを強化し、価格対応を図った。近年健康軸のトレンド…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=平和堂 競合にない商品群で差別化
ハム・ソーセージ 特集 2020.05.25●大豆ミートを育成 平和堂の19年度実績は、食肉加工品全体の前年比は上期2.5%減、下期1.7%減、通期2.1%減といずれも前年を下回った。 売れ筋上位は10年以上変化がなく市場が活性化しない中で、単価のみ下落している。前期もディスカウントストア…続きを読む
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食肉加工品特集:小売・畜産動向=各畜種とも好調
ハム・ソーセージ 特集 2020.05.2520年は新型コロナウイルス感染症拡大による巣ごもり・内食需要の高まりで、外食向けの業務用が大幅減となっているが、小売の精肉部門は各畜種ともおおむね好調に推移している。特に豚肉・鶏肉は大幅伸長している。 1月は暖冬の影響で鍋物商材は不調だったが、鶏肉…続きを読む