トップが語るわが社の秘策 藍屋・矢崎治夫社長

1996.01.01 92号 17面

(1)わが国の経済は、昨年の関西大震災や金融事件の発生など、景気を後退させる事件が相次ぐ中、ますます先行きが不透明な状況である。

この不透明な状況は、まだ数年続くものと受け止めている。このような経済状況において、可処分所得の低下は今後も続くものと考えられ、外食における消費支出も総じて厳しいものと推察する。

当社は、このような環境の中、低価格で気軽に家庭料理を楽しんでいただける和食専門店「夢庵」を開発し、前年はそのコンセプトの確立に注力してきた。

今後の高齢化社会を見すえた時、和食のニーズは今以上に高まるものと考え、夢庵業態のマーケットの可能性は、非常に高いと確信している。

ことしはこのコンセプトをさらに磨き込むために、商品開発力の強化に努めたい。

昨年は「うどん」および「おぼろ豆腐」の自社生産を可能にし、これらの自家製うどんと豆腐が大変好評を博した。今年もさらに商品の差別化を図り、新商品を提案したい。

(2)夢庵を、手軽に気軽に利用できる低価格の和食専門店として業態を確立するとともに、今後、真に価値の高い商品を開発し、提供し続けて、体質の強化を図っていきたい。

また、質の高い商品をより生かすためのマーチャンダイジング力、店舗のマネージメント力の強化などにも注力していきたい。

一方、藍屋については「生きの良い新鮮なおいしい料理を落ち着いた雰囲気の中で味わっていただく」というコンセプトは不変であるが、商品コンセプトは創業時にたち戻り、藍屋でなくては味わえない料理・サービスを追求し、コンセプトの磨き込みをさらに徹底していく。

出店政策については、夢庵、藍屋のすみ分けを今後さらに明確にし、夢庵は小商圏フォーマット、藍屋では一〇万人商圏の確立をそれぞれ図っていきたい。

また、既存店のスクラップ&ビルドについてもフレキシブルに対応するとともに、新規出店を推進する。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら