生麺・冷凍麺特集
生(チルド)麺・冷凍麺市場は、コロナ禍の環境が継続する中で、家庭用市場が堅調に推移する一方、業務用が伸び悩んでいる。家庭用市場は、ストック需要や巣ごもり需要で伸長した前年の裏年で、カテゴリーによっては前年を下回っている分野があるものの、19年比ではおおむね増加し、需要が高止まりしているといえる。業務用市場については、緊急事態宣言やまん延防止措置などのコロナ対策により、営業自粛や時短営業、テレワークの推進などで、外食産業や事業所給食といったチャネルの苦戦が続いている。この状況下、家庭用については、市場開拓型の新商品の投入や販促活動を通じて、活性化を図っていく。業務用については、コロナ禍で顕在化するテークアウトや出前などの新しい生活様式に対応した提案で、顧客の売上げ増への貢献を目指していく。(久保喜寛)
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◆生麺・冷凍麺特集:家庭用=需要は高止まり 業務用=顕在ニーズに対応
小麦加工 2021.09.10生(チルド)麺・冷凍麺市場は、コロナ禍の環境が継続する中で、家庭用市場が堅調に推移する一方、業務用が伸び悩んでいる。家庭用市場は、ストック需要や巣ごもり需要で伸長した前年の裏年で、カテゴリーによっては前年を下回っている分野があるものの、19年比ではお…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:生(チルド)麺=「ラーメン」好調 高価格帯が拡大
小麦加工 2021.09.10生(チルド)麺市場は家庭用市場の需要の底上げに取り組む。20年度(20年4月~21年3月)家庭用市場は、コロナ禍による需要急増で、前年比2桁増で伸長した。要因はラーメン、焼そばなどすべてのカテゴリーで前年を上回ったため。21年は大きく成長した裏年とな…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:冷凍麺=価値見直され販売増 新規需要の獲得へ
小麦加工 2021.09.10冷凍麺市場はコロナ禍が続く中で、家庭用が堅調で業務用が伸び悩む傾向となっている。家庭用は前年にコロナ禍で喫食経験が増えたことで、価値が見直された。コロナ禍によるテレワークが継続されるなど、21年に入っても需要が高水準で推移していることから、新しい需要…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:シマダヤ 「健美麺」拡大傾向 5K基軸に顕在化ニーズとらえ…
小麦加工 2021.09.10シマダヤの21年度第1四半期決算は、20年の緊急事態宣言下での急激な需要増加の裏年で、家庭用事業が縮小したものの、業務用事業は拡大した。これを受け、21年秋冬商品戦略は、「品質」と「ブランド」を中心に、5K(健康・簡便・高品質・経済性・買い置き)を基…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:日清食品チルド 前年上回り好調 「行列のできる店」活性化図…
小麦加工 2021.09.10日清食品チルドの21年4~7月販売状況は、市場全体がマイナスで推移する中で、前年を上回っている。ラーメンカテゴリーが引き続き好調で、全体をけん引していることが要因。8月も売上げ増加が見込まれているため、4~9月の上半期でも前年増で折り返すことができそ…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:日清食品冷凍 ラーメン2桁増 「日清本麺」新たに投入
小麦加工 2021.09.10日清食品冷凍の冷凍麺の売上げが市場を上回って推移している。ラーメンとパスタカテゴリーが順調で全体をけん引する。単品力を強化してきたことで、主要ブランドが売上げを伸ばしていることが要因。秋冬の戦略は「単品力の強化をさらに進め、ブランドの面展開へ」「汁あ…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:東洋水産・生(チルド)麺 「ラーメン」売上げ拡大へ
小麦加工 2021.09.10東洋水産の4~7月の生(チルド)麺類販売状況は、第1四半期の4~6月が計画を若干下回ったものの、7月から回復基調で推移している。秋冬に向けて、チルド麺の中核の「マルちゃん焼そば 3人前」の販売拡大に取り組みつつ、ラーメンカテゴリーの売上げ拡大を図って…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:東洋水産・冷凍麺 新規チャネル開拓 業務用、そば・ラーメン…
小麦加工 2021.09.10東洋水産の4~7月の冷凍麺販売売上げは、堅調に推移している。期初の4~5月は前年を上回り、6月が前年並みとなり、7月がやや伸び悩んでいる状況のようだ。ボリュームゾーンの業務用では、同社の主要取引先の産業給食や外食店などがコロナ禍の中で、厳しい状況が続…続きを読む
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生麺・冷凍麺特集:テーブルマーク 家庭用、秋冬も玉うどんに注力
小麦加工 2021.09.10テーブルマークの上半期(1~6月)の冷凍麺カテゴリーの販売実績は、市場の推移と同様に前年比1桁前半でのマイナスとなっている。家庭用が、前年のコロナ禍による需要の急増の反動を受けているものの、19年比では2桁近い伸長となっている。一方、業務用はコロナ禍…続きを読む