竹屋が毎年行っているイベント「みそプラザ」はコロナ禍で20、21年と中止。「今年こそは再開を」(竹屋・藤森伝太常務)=写真は19年8月の同イベント
甲信エリアは、味噌・醤油といった発酵食品の製造が盛ん。特に「信州味噌」の地元、長野県は大手から中小、「蔵」規模の醸造場まで約100のメーカーがひしめく味噌大国。全国の味噌出荷量に占める県のシェアは、50%以上に及ぶ。
コロナ禍が続いた21年。域内メーカーの大半を占める中小各社からは、「大手集中」の加速を懸念する声が強まった。営業活動の制限、展示商談会の中止が長引き、市場認知度や体力面で大手に劣る中小は提案力を失いつつあり、立て直しは急務だ。