食肉・食肉加工品特集

長引くコロナ禍で内食化は定着し、家庭用商品の底堅い需要と、コロナ感染の状況次第で業務用の回復が見込めることから、比較的堅調に推移するとみているが、原材料や副資材、原油などの高騰の影響で有力メーカー各社は自助努力だけではカバーしきれない状況にあるため、21年末に値上げを発表。今春から価格改定を実施し、量販店各社は一定の理解を示しているものの、生活者の実質所得は上がらず、店頭での価格対応はさまざまで先行き不透明感が強くなっている。10月には再度の価格改定が実施されるが、春の値上げ後の状況が厳しくなっていることから、量目変更主体の対応になる。秋冬の新商品については、春夏同様各社既存主力ブランドの強化に加え、即食・簡便ニーズに合わせたハム・ソーセージ類や惣菜類などの商品開発に力を入れ、ライフスタイル変化に伴い価格訴求から価値訴求まで多様化する消費者ニーズに応える。(廣瀬嘉一)
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◆食肉・食肉加工品特集:原材料・原油高騰、円安で収益悪化 価格改定も節約志向…
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.21長引くコロナ禍で内食化は定着し、家庭用商品の底堅い需要と、コロナ感染の状況次第で業務用の回復が見込めることから、比較的堅調に推移するとみているが、原材料や副資材、原油などの高騰の影響で有力メーカー各社は自助努力だけではカバーしきれない状況にあるため、…続きを読む
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食肉・食肉加工品特集:主力ブランド強化に注力
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.21コロナ禍ではあるが外食の回復に伴い内食需要は減少している。加えて価格改定の影響で価格志向が強まり、家庭用食肉加工品を取り巻く環境は厳しくなっている。22年の秋冬新商品については、各社主力ブランドの強化や新ブランド育成に力を入れるほか、調理加工食品では…続きを読む
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食肉・食肉加工品特集:日本ハム 健康・簡便・フードロス、多様なニーズ対応へ
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.21日本ハムの秋冬新商品は、「コロナに関わらず高まっているニーズ」(健康・簡便・エコ・フードロス)、「コロナで定着した価値観・生活・食スタイルの継続」(家で過ごす・テレワーク・家での食事・まとめ買い)、「人流の変化で復活する需要、新たに注目すべきニーズ」…続きを読む
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食肉・食肉加工品特集:丸大食品 「つながる」テーマに開発 主力商品を多数刷新
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.21丸大食品の秋季新商品は、「つながる」を開発テーマに、市販用新商品38品(ハム・ソーセージ20品、調理加工品18品)、リニューアル品36品(ハム・ソーセージ21品、調理加工品15品)の計74品を、8月中旬から順次発売している。 ハム・ソーセージでは主…続きを読む
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食肉・食肉加工品特集:伊藤ハム米久HD 調理の負荷・時間減らす、満足感向上品…
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.21伊藤ハム米久ホールディングス(HD)は、「Cooking Satisfactionの増大」「ブランドの強化・育成」をテーマに、秋冬新商品を投入している。「Cooking Satisfactionの増大」については、料理を通じて得られる満足感を上げつつ…続きを読む
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食肉・食肉加工品特集:アイルランド政府食糧庁 対日輸出額大幅に増加
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.21アイルランドは、国土の85%を豊かな緑地が占め、温暖な気候、豊富な降水量と肥沃(ひよく)な土壌に恵まれている。北海道と同等の国土面積ながらも、食糧品総輸出額は約1兆8000億円と食品産業は主要産業の一つだ。日本への食糧品総輸出額では、19年の日本・E…続きを読む
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食肉・食肉加工品特集:カナダポーク 支持獲得へ地道な啓発
ハム・ソーセージ 特集 2022.09.2121年のカナダ産チルドポーク輸入量は前年比1.9%減の19万5487tで、2012年以来初の前年割れとなった。コロナの影響やウクライナ侵攻、現地での洪水、さらに4月からのフレート値上げなど、逆風ともいえる状況が続いている。一方で高い品質と安全性、味わ…続きを読む