静岡市の小柳津清一商店は、時代とともに変わるニーズへ柔軟に対応し、物価高の中でも業績拡大が続く。輸出についても順調に規模が拡大し、期待がかかる。同時に安定的に高値で取引されるてん茶(抹茶原料)を切り口に持続可能な地域社会の実現を目指している。今回、小…続きを読む
西尾市のあいやは抹茶原料メーカーとして、現在、欧米向けの輸出を中心に業績を拡大し続けている。海外向けの出荷増加やBCP(事業継続計画)を踏まえ、倉庫を増築しているほか、研究開発体制を強化。今後も躍進が期待される。併せて、地域をあげて「西尾の抹茶」のP…続きを読む
掛川市の丸山製茶は今年で創業90周年を迎えた。需要低迷や生産者の高齢化などで悲観的な声が多い中、代表取締役の丸山勝久氏はてん茶(抹茶原料)を中心に拡大が続く輸出業態に茶業再生の活路を見いだす。来年には自社でもてん茶工場を設立する予定。今回、茶業の現状…続きを読む
●次世代に問う啓発活動 積極的に全国各地で講演 大井川茶園は茶業界を過去の慣習にとらわれずに持続可能なものにするため、数多くの提言を行っている。これまで大手流通グループの経営研修会や大手企業の社員教育だけでなく、青年会議所や公共教育関係者向けの研修…続きを読む
1840(天保11)年創業の老舗茶販売店である名古屋市の升半茶店は6月、ビジネス街の中心にある本店を改装するとともに、カフェを併設し、新たなニーズを発掘している。近年では市の再開発を通じて、同地区は居住者が増えており、今後に期待がかかる。さらにカフェ…続きを読む
吉村はこの秋、アンテナショップの茶雑菓で「日本茶×アルコール」の新ドリンクメニューを実験的に展開している。これまでの茶専門店では、ソフトクリームサーバーとスタッフが必要な「抹茶ソフト」などが飲食メニューの主流だったが、家庭内での日本茶消費には結びつか…続きを読む
製茶機械大手のカワサキ機工は11月2~3日、4年ぶりに商談展示会「フェスタKAWSAKI2023」を開催した。茶農家や茶商など業界関係者ら約2000人が来場。自動化や小型化、省エネなどに特化した最新鋭の製茶機械が数多く展示され、多くの関心を集めた。 …続きを読む
伊藤園はお茶の「おいしさ」「すこやかさ」「たのしさ」を訴求し、緑茶リーフ市場のさらなる拡大に取り組む。今春には冷水でもすぐ溶ける「さらさらとける お~いお茶 抹茶入り緑茶」「同 ほうじ茶」にスティックタイプを追加して発売するなど、年間を通じて、インス…続きを読む
4月、静岡茶商工業協同組合の新理事長に茗広茶業の長瀬隆社長が就任した。農薬や肥料など資材価格の高騰に関して、悲観的な声が多く聞こえる中、「これは商品価値の高い有機茶への転換が進むチャンスだ」と前向きにとらえ、県産のリーフ茶でこれからの可能性を模索して…続きを読む
“消費者が飲んでおいしいお茶”など新たな視点から個性的な日本茶を発掘し、国内外へ発信する「日本茶AWARD2023」(日本茶審査協議会、日本茶AWARD2023実行委員会、NPO法人日本茶インストラクター協会共催)は今回で9回目を迎えた。過去最高とな…続きを読む