食の安定供給に関して一般消費者の間でも議論されるようになった。同時に地方が都市圏の食を支えている実態が明らかになりつつある。今回、原材料の多様化や地域活性化などの施策に着目し、安定供給の指針を探ることにした。(宇佐見勇一) * * * …続きを読む
静岡県に30店舗を展開する静岡市の惣菜・弁当チェーンの天神屋は24年11月に創業70周年を迎えた。今回、新店・新商品を紹介し、地域密着を軸に100年企業を目指す同社の姿に追る。(宇佐見勇一) ●NEOPASA清水店 PA・SAに初出店 県外からも観…続きを読む
◇静岡を基盤に展開する有力小売企業 浜松市の遠鉄ストアは10月、マザーサテライト方式を採用した小型店舗「森店」(森町)を新規出店して、新たな可能性を探る。11月には浜北店でフルセルフレジを試験的に導入。レジの待ち時間短縮にも取り組む。ただ、競合店の…続きを読む
◇静岡を基盤に展開する有力小売企業 ◆柔軟かつ画期的な経営姿勢 業態・業容の幅を広げ続ける 静岡市のタカラ・エムシーは生鮮3品の売上構成比を現在の53%から60%に引き上げるため、取扱商品の高質化を進める。また、中山間地のキャンピング場運営にも着…続きを読む
浜松市のマックスバリュ東海は地域密着を第一に、便利で楽しい購買体験だけでなく、地域にコミュニティーの場も提供するなど、独自の価値を高め続けている。2030年に売上高5000億円達成を目標に、現在、新規出店・改装計画を着実に進めている。作道政昭社長は「…続きを読む
食品価格の上昇が今もなお続く。今年は米価の著しい上昇が加わり、静岡県でも食をめぐる情勢は目まぐるしく変化している。そのような中、地域に特化して独自性を高め、支持を集め続ける企業が多数ある。 その代表格が浜松市のマックスバリュ東海だ。高まる節約志向に…続きを読む
◇米穀関連企業動向 ミツハシは、主力の主食用米と炊飯事業に加え、12年に第3の柱として冷凍米飯事業に参入。今年4月、炊飯とともに米飯事業として一本化し、さらなる強化に乗り出した。輸出も目指し、海外の食品展示会にも出展している。 製造は、静岡県の東…続きを読む
◇米穀関連企業動向 幸南食糧は、精米事業に加え、レトルト米飯やおかゆを中心としたコメ加工食品にも注力する中で23年1月に冷凍米飯設備を導入。多様な業態のOEM商品中心に展開するが、昨年NB商品を開発し販売開始。売上げも順調で、前期(6月期決算)は前…続きを読む
◇米穀関連企業動向 デイブレイクは、特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営。特殊冷凍機の製造販売ほか、自ら冷凍寿司を開発し輸出。米国大手スーパーチェーン・ミツワマーケットプレイスで採用され、米国西海岸とハワイの…続きを読む
高性能かつ小規模などのニーズを満たす冷凍・解凍設備の技術革新に伴い、米穀関連企業の参入が増え、今後の市場拡大が期待されている。国内市場に向けては、食品ロスの削減、海外市場に向けては、メード・イン・ジャパンの寿司やおにぎりに対する人気の高まりが拡大を後…続きを読む