◇昭和産業 鈴木孝明取締役専務執行役員事業・営業部門統轄 昭和産業は今期、「中期経営計画23-25」の最終年度の年として、目標達成に向けた取組みを実践している。その中で製粉事業の戦略を鈴木孝明取締役専務執行役員事業・営業部門統轄に聞いた。(久保喜寛…続きを読む
◇ニップン 佐藤高宏上席執行役員製粉事業本部長 ニップンは、経営理念「ニップングループは人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)を追求し、持続可能な社会の実現に貢献します」の下、総合食品企業として拡大を続けている。30年度までに売上高5000億円…続きを読む
日清製粉は今年、創業125年目に当たって「その想いに、小麦粉でこたえたい。」を新コンセプトとして掲げて、「食文化創発カンパニー」を目指していく。その中核となる製粉事業の戦略について、伊勢英一郎常務取締役営業本部長に聞いた。(久保喜寛) 24年度(2…続きを読む
製粉市場は、新しい需要創出に向けた動きが活発になっている。国内の小麦粉需要は少子高齢化の中でも大きな増減のない安定した市場。ただし、昨年からのコメ不足・高騰に伴う主食代替として小麦粉製品への需要が高まりつつある。この流れをチャンスととらえ、製粉メーカ…続きを読む
寒天のトップメーカー、伊那食品工業。研究開発型企業として、寒天の可能性を広げている。業務用・家庭用で展開する多彩な製品は、多様化するニーズをとらえて堅調な売れ行きだ。ただ、現状に踏みとどまらず「従来とは違った形で、さらに寒天の価値を提案していく」(塚…続きを読む
財務省貿易統計によると、寒天用原藻(紅藻類テングサ科)の24年輸入量は1531tで、23年を5.6%上回った。海藻を下処理した原藻は長期間の保存が可能なため、輸入量と消化量(製品の製造量)、需要増減の相関性は低いが、価格がやや落ち着いたことで取引が進…続きを読む
◇一問一答 2024年1~12月までのテングサの入札状況など概況について、森田商店の森田尚宏社長に話を聞いた。(西川昌彦) --2024年の入札状況は。 森田 2024年の国内テングサ入札会は、3月14日の静岡県第1回入札会から始まり、11月2…続きを読む
●創業100周年記念で講演など開催 岐阜県寒天水産工業組合は5月23日、同県恵那市山岡町の山岡農村環境改善センターで第70回岐阜県寒天展示品評会を開催した。 今年度は、優秀賞の農林水産大臣賞に、三浦仁憲氏(丸三寒天)が選ばれた。その他の受賞者は優…続きを読む
およそ200年の歴史を持つ、長野県茅野市を中心とした諏訪地域の角寒天産業。その製造業者でつくる長野県寒天水産加工業協同組合のトップに就任したマルゴ商店の3代目、五味章充組合長(48歳)に、課題と抱負を聞いた。 ●「寒天の里」次世代へ 「寒天の里」…続きを読む
角寒天、細寒天といった形状タイプの製品に欠かせない、韓国産テングサ。国産天草が生育不良や海人の減少で枯渇、高騰する中、生育環境の類似性などから同等の性質を持つ代わりの草として需要基盤を築いてきた。13年には輸入量がモロッコ産を上回りトップになるなど隆…続きを読む