和食への世界的評価や依然増加傾向にある訪日外国人によるインバウンド需要・土産需要を背景に、今後の市場拡大の鍵の一つとなりそうなのが、海外市場の開拓を含めた輸出用分野だ。昆布茶のおいしさであるうまみは「UMAMI」として国際的にも認知が高く、国外での昆…続きを読む
スナックや米菓などのシーズニング(味付け)はもちろん、レトルト食品や冷凍食品、大量調理系の惣菜(CVS弁当含む)など多岐にわたる加工食品でも活用されている。優れたおいしさやうまみ、水溶性を生かすもので、工程に加えるだけで完成した商品の味の底上げを実現…続きを読む
優れたうまみや水溶性、簡便性などを生かす昆布茶の料理用途は特に今世紀以降、パスタ、和食全般などをはじめとする多彩なメニューで着実に浸透している。業務用(外食・中食向け)・家庭用の両分野で活用されており、物量ベースでは飲用向けを上回る規模に成長。メーカ…続きを読む
昆布茶本来の楽しみ方である飲用向け需要は総じて停滞傾向が続いている。喫茶店や飲食店での非定番化、振る舞い昆布茶など歳時での飲用慣習の減少、コーヒーや抹茶などプレミックスタイプ飲料の定着などを背景とするもので、停滞打破に向けた新しい飲み方提案が求められ…続きを読む
昆布茶の主原料であり、国産昆布の9割以上を占める北海道産昆布の減産傾向が深刻だ。全道の漁業協同組合で構成される北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)による道産昆布の24年度生産量は8213tとなり、過去最低の22年(1万0970t)を大幅に下回る…続きを読む
昆布茶は日本独自の嗜好(しこう)飲料として長年の歴史を持ち、食品屈指の伝統産業として形成されている。同市場では特に今世紀以降、うまみや特性を生かした料理用途が拡大し、飲用需要の停滞をカバーする構図が続く。一方、主原料となる国産昆布は大半を占める北海道…続きを読む
全国片栗粉組合は、片栗粉の加工メーカーとその取引商社などで構成される。東京、中部・関西、西日本の各支部があり、31社の会員が加盟する。東京および西日本支部長に市場の現状と課題について聞いた。 * ◇支部長に聞く 全国片栗粉組合・鷲尾新治西…続きを読む
全国片栗粉組合は、片栗粉の加工メーカーとその取引商社などで構成される。東京、中部・関西、西日本の各支部があり、31社の会員が加盟する。東京および西日本支部長に市場の現状と課題について聞いた。 * ◇支部長に聞く 全国片栗粉組合・川井清光東…続きを読む
片栗粉の加工メーカーとその取引商社などで構成される全国片栗粉組合は、北海道産バレイショでんぷんの安定供給体制の確立と認証マーク普及による品質の向上など、総力を挙げて市場安定化に取り組む。ここ数年の度重なる値上げや供給制限、EU輸入でんぷんを駆使した国…続きを読む
片栗粉に使われる北海道産バレイショでんぷんは、産地の不作を理由に供給量が2年連続で前年比10%減となり、メーカーはその中での販売を余儀なくされている。海外から輸入でんぷんなどを購入し供給することで、北海道産の不足分を補っている。ザラ場といわれる中華を…続きを読む