大塚製薬、“腸内環境”飲料ビフィズス菌増殖「ワナナイト」3種来月から発売
大塚製薬(株)(東京都千代田区、03・3292・0021)は、よりよい「腸内環境」のための飲料を11月1日から全国で新発売する。これはビフィズス菌増殖促進物質の一つであるラクトスクロースを一本五g含んだ「ワナナイト(one a night)」で、毎日の健康に役立ててもらうため七本一ユニット(六七〇円)で販売する。また手軽に飲用できるよう一本五〇ミリグラム、一九キロカロリーとなっており、さらに楽しく選べる三種類のフレーバー(プレーン、ビター、ジンジャー)=写真上=を用意している。
同製品は腸内細菌の中でも特に腸の働きを整え、健康に重要な役割を果たすと言われるビフィズス菌をパワフルに増やし、よりよい腸内環境を願って生まれた新しいタイプの飲料。同社佐賀研究所のデータによると、ワナナイトは一日一本の飲用で、飲用前一七%だった腸内のビフィズス菌の占有率が、摂取七日後には二六%と有意に増加し、さらに摂取一四日後は三三%、二一日後三七%と高い数値を維持することが明らかになっている。
食事が偏りがちな時や、美容に気をつけたい時、おなかの健康を願う時など、毎日の新しい提案として訴求していく方針で、12月からTVCFを放映予定。また新聞、雑誌などでも宣伝していく。
販売当初は薬局、ドラッグストア中心に健康食品コーナーの充実している売場で展開し、初年度(九四年11月から九五年3月)の販売計画は二四〇万ユニットで、約一六億円(小売価格ベース)となっている。
人間の腸内には約一〇〇種類一〇〇兆個の細菌が棲んでおり、健康にさまざまな影響を及ばすことが明らかになっている。
中でもビフィズス菌は腸の働きを整え、健康に重要な役割を果たすと言われているが、体外から取り入れたビフィズス菌は体内での定着が難しいと言われている。そこで自分自身の腸内でビフィズス菌を増やすことが重要であり、そのビフィズス菌増殖促進物質は継続して摂取するが望ましいとして同社は開発に取組んだ。商品概要は次の通り。
▽「ワナナイト」(プレーン、ビター、ジンジャー)=五〇ミリグラム×七本で一ユニット×一〇で一ケース。小売六七〇円(税抜き)、品名=炭酸飲料。