トップバリュ商品開発秘話 お客さまの声をもとに40年 ニーズを先取りした「新しいモノ」の提供を
イオントップバリュ常務取締役食品・H&BC商品本部本部長の仲谷正員氏が4月16日、日本食糧新聞社主催のFABEXの特別セミナーで、「トップバリュお客さま第一の商品開発」と題し、イオンプライベートブランド・トップバリュ商品開発の秘密を紹介しました。
●スタートは1974年
トップバリュの商品には約40年の歴史があります。スタートは1974年、「フォークをつけないカップラーメン」から始まりました。当時、アウトドアで温かいものを食べるためにプラスチックのフォークが必要とされていたカップラーメンですが、実は「家の中でお箸で食べます」というご意見の方が多かったんです。そこでフォークをなくし、その分、お安くできました。そんな「お客さまの声が入っている」+大きなスーパーチェーン「イオンだからできる」ことを、トップバリュは追い求めてきました。
●コンシューマーブランドへ
トップバリュの原点、DNAを追求していくと、プライベートブランドからコンシューマーブランドへと、さらに進化していきます。その中から最近、こんなヒット商品が誕生しました。
○ギリシャヨーグルト
脂肪分ゼロでプレーンとはちみつがあります。3月に発売したところ約1週間で100万個販売というヒット商品になりました。健康的でかつ食感はクリーミー、味わい深い高タンパクの満足感を得られることが特徴です。
○タスマニアビーフハンバーグ
牛肉の比率を増やし、ステーキのような食べ応えとなりました。レトルトハンバーグというと、ランチや軽食のイメージだったのですが、こちらはディナーとしても十分ご満足いただけます。
○赤・橙・黄・緑・紫のスムージー
いまのお客さまニーズのカギは「時間」「健康」「節約」。すぐに食べられるイージーヘルス&即食を可能にしました。
○グリーンアイオーガニック
生活全体を通してオーガニックな暮らしがしたい、そんなお客さまの声を実現しました。食品だけでなく生活全般、全カテゴリを横断してオーガニック商品を提供していきます。
常にお客さまの声に敏感に、お客さまがどういう生活を望んでいるのか、その商品がなかったら実現できない「新しいモノ」を、今後も世の中に送り出していきたいですね。