農水省、コメ価格高騰検証 需給変化を読み切れず

 農林水産省は5日、政府の「米の安定供給等実現関係閣僚会議」で、コメ価格高騰の原因について「生産量が需要量に対し不足し、民間在庫を取り崩し、需要量に見合う供給を確保せざるを得なかった」と報告した。「流通の停滞」としてきた従来の説明を改め、需要と供給のずれが値上がりの主要因との見方を示した。一貫して減少を続けてきたコメ需要のトレンドに偏重し、高温や市場の過熱など足元の潮目の変化を読み切れなかった。政府備蓄米の放出時期も遅れ、さらなる価格高騰を招いたと認めた。

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