寒天特集

寒天特集:伊那食品工業 “脱プラごみ”で注目、「可食性フィルム」のニーズ拡大

水産加工 2019.07.17 11910号 13面
“脱プラごみ”で注目が集まる可食性フィルム「クレール」シリーズ

“脱プラごみ”で注目が集まる可食性フィルム「クレール」シリーズ

可食性フィルムの製造拠点、藤沢工場

可食性フィルムの製造拠点、藤沢工場

「令和」プリントの可食性フィルムを転写したまんじゅう。発色や輪郭を鮮やかに彩る

「令和」プリントの可食性フィルムを転写したまんじゅう。発色や輪郭を鮮やかに彩る

 研究開発型企業として、新たな市場を切り開いてきたトップメーカー、伊那食品工業。2月に就任した塚越英弘社長は、「まだまだ寒天の可能性は大きい。『遠くをはかる』中長期的な視野で、価値を創出していきたい」と語る。
 注目が高まっているのが、寒天由来の「可食性フィルム」。特に、食品の包装資材、ストローなどの飲食用消耗材で生じるプラスチックごみ問題が浮き彫りになり始めたここ数年で、大きな関心を集めている。
 「可食性フィルム」は加熱する

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