長野・山梨地区夏季特集

長野・山梨地区夏季特集:農産加工=「地域力」磨いてチャンスを捉える

農産加工 2019.08.21 11927号 08面
全国製造量の90%以上を長野県が占めるこうや豆腐

全国製造量の90%以上を長野県が占めるこうや豆腐

地元市民らで大いににぎわった寿高原食品の「ジャムまつり」(5月、千曲市)

地元市民らで大いににぎわった寿高原食品の「ジャムまつり」(5月、千曲市)

 豊かな自然に囲まれた甲信エリアは、野菜・果実原料の宝庫。長野県は加工用トマトやエノキ茸、本わさび、山梨県はブドウ、モモなどの生産量で日本一を誇る。こうした農産物を原料にした農産加工は、地域の食品製造業を黎明期からリードし、日本ワインやなめ茸、こうや豆腐など、こちらも国内トップシェアに立つ多彩な製品を送り出している。一方で、農家の減少・高齢化や気候変動に伴う農産品生産量の不安定化、製品製造現場の人手不足などで、産業基盤は足元が揺らいでいる。消費者の間で高まる安全・安心志向、高

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     長引いた梅雨から一転、厳しい残暑が続く長野、山梨両県。初夏の天候不順が夏場の季節需要の立ち上がりに響き、熱気は地域の食品市場に及んでいない。地域が誇る豊富な果実・野菜も、日照不足の影響などで生育に遅れが出ている。  地 […]

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