寒天特集

寒天特集:原料動向 21年原藻輸入量は1152t 前年比19.6%減 過去10年で最少

水産加工 2022.07.15 12432号 07面

 財務省貿易統計によると、21年の寒天用原藻(紅藻類テングサ科)輸入量は1152tで、20年より19.6%減った。ここ10年で最も少なく、「寒天ブーム」(05~06年)の反動減で1100t台だった08~09年と同じ水準にとどまった形だ。
 要因は、コロナ禍で長引く需要低迷のほか、21~22年冬季前までの暖冬続きや製造業者の廃業・撤退で角・細寒天の天然製造量が減少し続けていることなど。メーカー各社とも十分な原藻在庫を持っていることから、20年以降は新規手

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