3年ぶりの開催に沸いた22年6月の酢徳・総合食品フェア(軽井沢町)。来場者、出展者の双方から「待っていた」の声が挙がった
市場の規模縮小、基盤弱体化に揺らぐ、甲信エリアの中間流通業界。ナショナルチェーンの勢力拡大と並行した中間流通の再編、ナショナル卸の台頭など、地殻変動が続く市場では大手寡占の構図が確度を増し、地域卸各社は危機感を募らせている。一方、エリア市場の各地で続くドラッグストアの出店攻勢などで物流網はひっ迫し、地域卸が築いてきたセンター機能やロジスティクス機能に活路の芽も出始めている。
3年にわたるコロナ禍で負ったダメージに急速なコスト悪化が追い打ちをかけ、厳