長野・山梨地区新春特集2023

長野・山梨地区新春特集:小売流通=市場変化の波、次々と 進む存続への再構築

小売 2023.01.13 12519号 09面
長野県の小売業でトップを独走するツルヤ。20年には群馬県にも進出した。ステップアップを目指している(写真は22年6月にオープンした穂高店=安曇野市)

長野県の小売業でトップを独走するツルヤ。20年には群馬県にも進出した。ステップアップを目指している(写真は22年6月にオープンした穂高店=安曇野市)

鮮魚売場に「沼津直送」ののぼりを掲げる山梨県の綿半スーパーセンター八田店(南アルプス市)。中部横断道の開通で近くなった静岡の水産物を目玉に誘客を図っている

鮮魚売場に「沼津直送」ののぼりを掲げる山梨県の綿半スーパーセンター八田店(南アルプス市)。中部横断道の開通で近くなった静岡の水産物を目玉に誘客を図っている

 人口減少などを背景に、市場縮小が続く甲信エリアの食品マーケット。食品スーパー(SM)は長野のツルヤ、山梨のオギノといった地元チェーン勢が盤石の強さを誇っているが、出店攻勢が続くドラッグストア(DgS)、食品販売に力を入れるディスカウントストア(DS)らとの業態を超えた競合が過熱している。
 両県の郊外エリアでは大型商業施設の新規出店計画も相次ぎ、中心市街地をはじめとする既存商圏は立て直しが急務。商圏規模の変化に応じたスクラップ・アンド・ビルド、店舗規

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    長野・山梨地区新春特集2023

    総合

     2023年を迎えた長野、山梨両県の食品業界。「ウィズコロナ」シフトの下、3年ぶりに行動制限のない年末年始となり、干支(えと)であるウサギのように飛躍の年へ期待が高まる。一方で、大きな足かせのコスト高はさらに重みを増し、 […]

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