長野・山梨地区新春特集2023

長野・山梨地区新春特集:信州そば=高付加価値化進展に暗雲

農産加工 2023.01.13 12519号 11面
信州そばにとって土産品需要も大きな柱。戻りつつある観光客らにアピール=JR松本駅の土産品売場

信州そばにとって土産品需要も大きな柱。戻りつつある観光客らにアピール=JR松本駅の土産品売場

 そばの一大ブランド「信州そば」。観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品の分野でも抜群の市場認知度を誇り、地域の食品産業をけん引している。中でも明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップに立ち、市場シェアの40%超を占めている。
 外食、中食、内食と幅広い食シーンに消費基盤を築いている「信州そば」だが、世界的な穀物需給の変動やコロナ禍、ウクライナ情勢、急速な円安など、さまざまな要因が絡み合った玄そば・そば粉の高騰と

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

  • 長野・山梨地区新春特集2023

    長野・山梨地区新春特集2023

    総合

     2023年を迎えた長野、山梨両県の食品業界。「ウィズコロナ」シフトの下、3年ぶりに行動制限のない年末年始となり、干支(えと)であるウサギのように飛躍の年へ期待が高まる。一方で、大きな足かせのコスト高はさらに重みを増し、 […]

    詳細 >