こうや豆腐特集2023
◆こうや豆腐特集:多様な新価値提案へ
日本の伝統食品、こうや豆腐。800年とも1200年ともいわれる歴史を持ち、精進料理の食材として全国に広がって以降、現在は家庭の乾物食品として需要基盤を築いている。ここ10年ほどは、こうや豆腐由来のレジスタントタンパク質が持つ健康機能などの研究が進展。「健康的な食品としての位置付けが確立されつつある」(こうや豆腐普及委員会・木下博隆委員長=旭松食品社長)など、新たな価値を示している。一方で、市場規模は縮小が続く。2022年のこうや豆腐製造量(推計)は、前年比5.8%減。