カレー特集:即席カレー、3社で99%の寡占シェア

九八年(平成10年)度の即席カレーの生産額は、全体で八一六億円前後で前年比二%台の減と、前年に続いて減少した。このうち家庭用は、七一〇億円前後で同三%前後の減少と推定され。昨年度は、長びく不況で消費全体が低迷したことに加え、需要のピークを迎える夏場を前に、突発的な事件の発生が消費の足を大きく引っぱる形となった。 いわゆる“和歌山カレー事件”(ヒ素混入)がそれである。地区の夏祭りで作ったカレーに、何者かがヒ素を混入。食べた住民に多数の死傷者が出る一大事件

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