食品産業功労賞受賞者プロフィル・生産部門:旭松食品・木下晃一氏
木下晃一氏は昭和8年11月12日に長野県飯田市で生まれた。学校卒業後、農業に従事し、昭和37年に父章雄氏ら飯田市のこうや豆腐業者などが出資して設立した、「旭松凍豆腐」(現旭松食品(株))に入社した。 入社後の初仕事は、その年に竣工した天竜工場の立ち上げと、こうや豆腐をよりソフトにする技術の開発だった。この二つの仕事を無事成し遂げ、天竜工場は軌道に乗り、消費者はよりソフトになったこうや豆腐を好んだ。業界全体もこのソフト化に追随。結果、こうや豆腐市場は拡大