食品ニューテクノロジー研究会講演:静岡県立大学食品栄養科学部食品化学研究室・伊藤圭祐准教授

図1 F-index Compによる風味言語化解析

図1 F-index Compによる風味言語化解析

図2 F-index Pairingによるバターの風味相性解析

図2 F-index Pairingによるバターの風味相性解析

図3 F-index Mappingによる紅茶の風味ポジション解析

図3 F-index Mappingによる紅茶の風味ポジション解析

 ●おいしさのAI解析技術
 フレーバーホイールは、食品・素材のおいしさを言語表現(風味キャラクター)として体系的に整理した風味解析ツールである。他者間で風味認識を共有できることから、さまざまな食産業現場での風味コミュニケーションに用いることが可能である。しかし、従来の作成法は訓練を受けた官能評価者や大規模なフォーカスグループによる“言葉出し”を基盤としているため、人的・時間的・経済的に多大なコストを要し、また客観性の担保が難しいという課題があった。

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