豊かな自然資源と大消費地に近い利便性などに恵まれ、発展してきた静岡県の食産業の今後が注目される(提供=富士市)
食料品価格の値上げや物流費・人件費などの上昇が続く中、静岡県の食産業全般で独自の価値を高める動きが活発になっている。
27年に創業70周年を迎える沼津市のSMあおきは田村篤己社長の下、商売の原点に立ち返って、「人づくり」を重視するように組織を再編。これまで地域で培ってきたストアブランドにさらなる磨きをかけている。
中食業や卸、メーカーも独自の価値を高めるべく、自社が持つ魅力を積極的に発信している。