サッポロビール（株）（東京都渋谷区、０３・５４２３・７２０４）は同社最大・最新鋭の千葉工場内に、東京湾が一望できるウオーターフロントのビアレストラン「サッポロビール千葉ビール園」を７月25日にオープン、初めての週末には来店者数約二〇〇〇人と「目標の倍以上」の好調な滑り出しを見せた。

同工場は年間一五万人以上もの来場者数を誇る大規模な施設だが、工場見学者専用の簡単なビール試飲コーナー以外には、飲食スペースを設けていなかった。今回のオープンは、「せっかくビール工場に来たのだから心ゆくまで出来立てビールを飲んでみたい」という来場者の声により実現したもの。

「お客様の声を吸い上げ、反映させる情報発信拠点として位置づけたい」とし、「湾岸ベイエリアの発展にも寄与したい」（サッポロビール千葉工場長）考えだ。

レストラン運営は、同社関連会社の（株）サッポロライオンが行う。すべての席から、目前に開ける海と広大な工場敷地内の花や緑を一望できる立地の良さを生かし、グループ、家族連れ、カップルなどをメーンターゲットに「初年度売上げ目標一億五〇〇〇万円を見込む」（サッポロライオン広報部）。

同レストランは、同社では八番目となる工場併設型ビアレストランで、波・風・雲をイメージした柔らかな曲線が特徴のカリフォルニア風の建物。豊かな植栽が庭園内を彩る開放感に満ちた雰囲気の中で、出来立ての生ビールと生ラムジンギスカンなどを提供する。

▽所在地=千葉県船橋市高瀬町二、京葉食品コンビナート内（０４７４・３６・４３８８）▽席数／店舗面積=二〇〇席／一八八坪▽営業時間=午前11時～午後10時（年中無休）▽客単価=昼一三〇〇円、夜三〇〇〇円