数字で読み解くフードサービストレンド:人手不足による営業時間短縮

2018.12.03 478号 07面

●飲食店の深夜時間帯客数は12%減少

人手不足により、飲食店で営業時間を短縮する動きが広がっています。主に深夜時間・早朝時間帯の営業を取りやめる店が多いようです。深夜・早朝時間帯の需要変化や営業取りやめの影響はあるのでしょうか。

エヌピーディー・ジャパンが提供する外食・中食市場情報サービス『CREST2017年7月~2018年6月計の1年間の飲食店の時間帯別の客数構成比を見てみると、最も多い時間帯は11時~13時台の昼食時間帯で43%を占めることが分かりました。

深夜時間帯にあたる深夜0時~早朝4時台はわずか1%に過ぎず、この1年で12%も客数が減少しました。わずか1%ならば、店を閉めてしまっても売上げに大きな影響はないことから営業取りやめを選択した企業も多いことでしょう。社会の高齢化や働き方改革などによって、深夜の需要自体も減少しているのではないでしょうか。22時~23時台は全体の2%で前年同期比3%減少しています。

17%を占める19時~21時台も2%減少している一方で、14%を占める17時~18時台の早い時間帯の利用が+5%と大きく伸びています。営業時間やプロモーションの時間帯をこの比較的早い時間帯にすることで、客数増加のチャンスがあるかもしれません。

また、早朝4時~朝8時台の客数も4%と大きく増加していることから、朝食時間帯の営業を短縮・取りやめしているお店は、機会ロスしている可能性もあります。時間帯需要をよく見極めた上での営業時間変更が大事になってきています。

(エヌピーディー・ジャパン 東さやか)

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