プロの食材活用 この食材でこの逸品:カゴメ「トマトケチャップ 標準」
「角煮ナポリパオ」 想定価格1個750円(税込み) 中華バンズに豚角煮と板状カットした無塩バターをはさんだビジュアルはSNS映え必須。アレンジ次第で大衆酒場のみならず、バルやカフェの軽食アイテムとしても提案力がある
昭和レトロな大衆酒場を現代風なセンスで蘇らせ、20~30代のMZ世代の男女に人気のネオ大衆酒場。料理も意外な食材の組み合わせやSNS映えする盛り付けなど創意あふれるものを揃えている。11月に東京・渋谷に新店をオープン予定
◆レトロな魅力を発揮する「ナポリタン味」
「大衆酒場また会いにゆきます。西新宿店」では、年末年始の集客力アップを狙う新商品を試作中。その一手として有力視しているのが、「カゴメ トマトケチャップ」を活用した大衆酒場料理のナポリタン味へのアレンジだ。ナポリタンはどちらも昔ながらのレトロ感と家庭的な親しみやすさを持つ料理だが、いかに若者客を魅了する“イマっぽさ”を加えるのか。開発の現場に潜入した。
●調理次第で自在に風味変化
同店のメニュー開発を担当するココロオドルの西濱智成本部長は「カゴメ トマトケチャップ 」について次のように評価する。
「どの家庭にも冷蔵庫に必ずある必須調味料。もはや日本人のDNAに刻まれた味と言ってもいい」。
大衆酒場料理のナポリタン化という構想から、まず考案したのが「もつ煮込み」をベースにした「モツナポ煮」だ。煮込む前に「カゴメ トマトケチャップ 標準」と赤ワインを焼き付けるようにしながら香味野菜を炒めるのがポイント。このひと手間で、トマトケチャップの香ばしさとコクが増してナポリタン特有の味わいが増すのだ。
「うまみ、甘味、酸味のバランスに優れ、加熱の仕方によって甘味やコクを増幅させたり、香ばしさを加えたりできる。料理人が好みのテイストに調整できる点が、プロにも重宝される理由です」と、西濱本部長は信頼を寄せる。
2品目の「角煮ナポリパオ」は見た目は中華点心の「パオズ」、味付けはナポリタンという異色の組み合わせ。ケチャップとオイスターソースを合わせた煮込みソースで下茹で済みの豚バラ肉ブロックを煮込んで味を入れ、仕上げの盛り付けでは千切りしたピーマンとパプリカをのせて最後にさらに“追いケチャップ”を多めに搾る。後から加えたトマトケチャップの酸味とピーマンの苦味で濃厚な豚角煮の食後感をさっぱりさせる高等テクニックが光る。
「トマトケチャップとピーマンを組み合わせれば、どんな創作料理でも“ナポリタン風”の味になることに気づきました。食べた瞬間の懐かしい感情は『また食べたい』という気持ちを、お客さまに強く植え付けるのではないでしょうか」と、西濱本部長は、リピート来店効果にも期待を込める。
●店舗情報
「大衆酒場また会いにゆきます。 西新宿店」 東京都新宿区西新宿7-17-6 第三和幸ビル1階
昭和レトロな大衆酒場を現代風なセンスで蘇らせ、20~30代のMZ世代の男女に人気のネオ大衆酒場。料理も意外な食材の組み合わせやSNS映えする盛り付けなど創意あふれるものを揃えている。11月に東京・渋谷に新店をオープン予定。
●使用食材
カゴメ「トマトケチャップ 標準」
愛され続ける洋風万能調味料
1908(明治41)年の発売以来、100年以上に渡り愛される洋食調味料の要。主原料のトマトは栽培段階から品質にこだわり、時代に応じた改良を重ねてきた。調味のメインにも隠し味にも重宝し、卓上調味料としても活躍する、文字通り万能調味料だ。/規格=チューブ1kg(常温)











