多忙でも読める外食ニュース

2026.03.02 565号 04面

 ●串カツ田中の新業態 和牛メンチの定食店

 串カツ田中ホールディングスが、新業態の「挽きたて和牛レアカツ ザ・メンチ」をさいたま市に出店。店舗でひき肉にし、揚げた和牛のメンチカツを、卓上の鉄鍋で焼いて食べるという独自の定食スタイル。メニューは1種類で税込1980円。1食には3個のメンチカツが付くが、揚げたてを1個ずつ提供し、それぞれ好みの焼き加減に仕上げることができる。味付けの調味料も、デミソースなど複数を用意した。店舗はJR大宮駅から徒歩圏内の路面店。

 解説=同社は、3月から社名をユニシアホールディングスに変更すると発表。近年、同社は主力である「串カツ田中」ブランドに依存しない事業展開を志向しており、関西のピソラを傘下に収めるなど、多様な業態に進出している。

 ●「コナズ珈琲」新業態 テイクアウトも充実

 トリドールの傘下で「コナズ珈琲」を展開するKONA’Sが、カフェの新業態「KNOWS COFFEE(ノーズコーヒー)」を千葉県の商業施設に出店。「コナズ珈琲」より小型の55席という規模で、京成松戸線の新津田沼駅に直結する「イオンモール津田沼 South」の2階に位置する。コナコーヒーやパンケーキなどハワイというテーマは同じだが、テイクアウトのメニューも充実させ、より日常使いの可能な新ブランドとなった。「コナズ珈琲」は現在、国内に51店舗。

 解説=KONA’Sはトリドールホールディングスの100%子会社。「コナズ珈琲」は、2013年にトリドール(当時)が1号店を出店。2019年設立の分割準備会社を経て、23年KONA’Sへと商号変更し分社した。

 ●ドムドムフードS 3社とMBOを実施

 ドムドムフードサービスが、同社の株式を投資会社のレンブラント・インベストメントから取得するマネジメント・バイアウト(MBO)を実施。MBOとは、自社の経営陣が参加する買収のこと。ドムドムフードサービスが運営する「ドムドムハンバーガー」は、1970年にダイエー(当時)の外食ブランドとしてスタートしたが、業界内での競争に後れを取り低迷。2017年、レンブラント・インベストメントなどが現法人を設立してダイエーから事業を取得し、再生を進めて来た。

 解説=このMBOはドムドムフードサービス社長の藤崎忍氏が主導し、「スガキヤ」などを展開するスガキコシステムズ、青果仲卸のベジテック、冷食製造のスワロー食品などを擁するスワローホールディングスの3社が出資している。

 ●「アンナミラーズ」実店舗を再出店

 井村屋が、「アンナミラーズ」の新規店舗を創業の地、南青山に出店した。同ブランドは、井村屋が米国の「アンナミラーズ」と提携し、1973年に1号店をオープンしたアメリカンフードとホームメイドパイのレストラン。東京を中心に延べ25店舗ほどを出店したが、次第に店舗数を減らし、2022年に国内最後の店舗「高輪店」が閉店。以後、不定期の催事店舗とオンライン販売のみとなっていた。当初は昨年12月に開業の予定だったが、直前の11月に開業の延期が発表された。

 解説=また、同社グループの井村屋フードサービスは、同社が展開する和洋菓子ブランドの店舗兼アトリエとなる「イムラヤ スイーツマルシェ ラッセリア」を三重県にオープン。「アンナミラーズ」ほか、3ブランドを取り扱う。

 ●「魚べい」「元気寿司」焼肉の新業態を開業

 寿司の「魚べい」「元気寿司」などを手がけるGenki Global Dining Conceptsが、焼肉の新業態「大阪焼肉 うま勝」を栃木県栃木市にオープン。ファミリー層をターゲットとし、親しみやすい下町の焼肉店をコンセプトに、ハラミや牛タン、ホルモンなど大阪の焼肉店をイメージしたメニューを提供する。郊外の幹線道路に面した独立店舗で、他社の焼肉店跡地への出店。今後は、北海道や東北、北関東を中心に、「魚べい」店舗の近郊エリアへ展開する計画。

 解説=同社は2月、香港に展開している寿司ブランド「元気寿司」と「千両」の店舗数が合計で100店舗になったと発表。現地企業とのフランチャイズ契約による出店で、香港への進出は1995年、「千両」は2005年から。

 ●物語コーポが町中華をオープン

 物語コーポレーションが、新業態の「町中華 丸福飯店」を愛知県豊橋市にオープン。看板メニューである「丸福中華そば」をはじめとして、「レバニラ炒め」「回鍋肉」「麻婆豆腐」など、町中華の定番メニューを揃える。

 ●プロントコーポが企業ロゴを刷新

 プロントコーポレーションがコーポレートロゴのデザインを変更。2024年に、20年ぶりに刷新した新たな企業理念を踏まえて、創業時に使用していたグリーンを再び採用し、シンボルマークには「P」の文字をあしらった。

 ●グルメ杵屋Rが韓国料理新ブランド

 グルメ杵屋グループのグルメ杵屋レストランが、韓国料理の新業態「韓ダイニング やおみ」を岡山市の地下街に出店。女性をターゲットに、韓国料理の既存ブランド「シジャン」よりも、夜間の飲酒シーンに対応できるメニューを打ち出す。

 ●アークランドS、タレカツ丼の新業態

 アークランドサービスホールディングスの傘下で「からやま」などを運営するエバーアクションは、新業態の「タレカツ食堂 たれとん」を東京・新橋に出店。醤油ダレにくぐらせた豚肉や鶏肉のカツを、「タレカツ丼」というスタイルで提供する。

 ●大阪中央公会堂に大型レストラン開店

 バルニバービが、大阪・中之島にある大阪市中央公会堂の地下1階に、約160席の大型レストランを開業。同公会堂は大正期に建てられた歴史的な建築物であり、2002年に保存・再生工事が実施された後、国の重要文化財に指定されている。

 ●名古屋の老舗喫茶店が東京に初進出

 1987年に名古屋で創業した老舗喫茶店「西原珈琲店」が、東京に初進出。名古屋市内に4店舗を展開する炭火焙煎コーヒーの専門店で、レトロな店舗や「西原プリン」などの看板メニューがSNSなどを通じ人気を集める。出店は日本橋浜町。

 ●LINEヤフーがトレタ社を買収

 ネット大手のLINEヤフーが、飲食店の予約・顧客管理サービスを提供するトレタを買収。トレタは、広告代理店を経て「豚組」など話題の飲食店を運営していた中村仁氏が2013年に創業。簡便で効果が高いシステムを提供し人気を得た。

 ●「ニュウマン高輪」最終ゾーンオープン

 JR系駅ビル企業のルミネが、同社として最大規模の駅型商業施設「ニュウマン高輪」の最後の商業ゾーンをオープン。小川珈琲のラボラトリーなど、「100年先の心豊かな暮らし」というビジョンを共有する、ハイクラスな22店舗を集めた。

 ●デニーズ、都市型の新フォーマット店舗

 デニーズジャパンは、新フォーマットの「都市対応型店舗」を東京の新宿と赤坂に連続してオープン。駅近の繁華街立地で、ひとり客などをターゲットとするため、店内のレイアウトなどを見直した。メニューも絞り込み、提供時間の短縮など都市利用者のニーズに対応。

 ●すかいらーくHD新社長に佐藤拓男氏

 すかいらーくホールディングスが、代表取締役の異動を発表。2023年から社長を務めてきた金谷実氏は顧問に退き、台湾法人の代表であった佐藤拓男氏が代表取締役社長Cooに就任。佐藤氏は国内事業会社の役員経験がなく、労組の専従なども務めた異色の人材。

 編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)

 http://www.eatworks.com/

 ※記事は一部の固有名詞を省略

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