カルピス、業務用事業部が好調 マッコリとのコラボ奏功
カルピスの業務用事業部が好調だ。上期は2桁増で着地する見込み。コンク(濃縮)の「カルピス」をマッコリで割るレシピ提案や、ドリンクベース「マリアーナ ラ・フランス」が「特に関東圏の居酒屋など、外食店で採用が進み好評だった」(長村恵三担当マネジャー)。今後は地方外食店へも提案を強化し、拡大を目指す方針。
今期の国内飲料事業のうち、業務用事業の強化・拡大を掲げている。外食チャネルや加工食品など業務用市場での「カルピス」ブランドの拡大を目指し、オリジナリティーの高い業務用専用商品の開発を進め、提案力強化を図ってきた。
その一環として、今夏開催された「居酒屋産業展」に出展。「カルピス」1に対してマッコリ3のメニュー提案や、パンフレット「繁盛店の店長がこっそり教える人気のドリンクメニュー」で紹介した梅酒「カルピス」が好調だった。
乳酸菌で発酵したラ・フランス果汁をブレンドした乳性飲料「マリアーナ」=写真(左)=は、サワーなどカクテルベースやノンアルコールメニューなどの飲料ばかりでなく、手作りシャーベットなど幅広く活用できるところが受け入れられた。
今後は、地方の居酒屋チェーン店などで「カルピス」を活用したオリジナルのドリンクメニューを提案していく方針だ。