即席麺特集
即席麺市場が順調なスタートを切っている。19年度(4~5月)のJAS受検数量(ドライタイプ)が前年比7.7%増となり、初動は好調に推移しているといえる。ただ、6月1日から各社価格改定を実施。小売の店頭価格が値上がりし始めると、スタート時の勢いがやや鈍化してきているようだ。18年度まで4年連続で成長している即席麺市場なだけに、値上げや夏需を乗り越え、5年連続の成長を目指していきたい。(久保喜寛)
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◆即席麺特集:5年連続成長へ順調なスタート 値上げの浸透が課題
小麦加工 2019.07.05即席麺市場が順調なスタートを切っている。19年度(4~5月)のJAS受検数量(ドライタイプ)が前年比7.7%増となり、初動は好調に推移しているといえる。ただ、6月1日から各社価格改定を実施。小売の店頭価格が値上がりし始めると、スタート時の勢いがやや鈍化…続きを読む
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即席麺特集:日清食品 新機軸品の定着図る 今期もフルライン展開
小麦加工 2019.07.05日清食品の19年3月期業績は、カップ麺、袋麺ともに売上げを伸ばした結果、売上げ収益1932億5600万円(前年比1.2%増)と昨年度の実績を上回った。今期(20年3月期)は、100年ブランドカンパニーに向けた挑戦や、関西工場の第3期工事完了による収益…続きを読む
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即席麺特集:東洋水産 新中計3戦略を推進 需要引き出す新価値創造
小麦加工 2019.07.05東洋水産は2022年3月期を最終年度とする新たな3ヵ年中期経営計画を実行していく。新中計では「需要を引き出す新たな価値創造」「海外展開の深化」「経営基盤の強化」の三つを基本戦略として掲げる。今期(20年3月期)は、新中計の初年度となり、国内即席麺事業…続きを読む
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即席麺特集:サンヨー食品 基礎固め強み伸ばす 今夏もサッポロ一番“冷やし”
小麦加工 2019.07.05サンヨー食品の19年3月期は前年を上回る実績で着地した。発売50周年の袋麺「サッポロ一番 みそラーメン」がけん引役となったことに加え、カップ麺の「サッポロ一番 どんぶり」シリーズや「カップスター」が伸長したことが成長の要因となった。今期(20年3月期…続きを読む
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即席麺特集:明星食品 コアブランド成長を “汁なし”シェアトップ目指す
小麦加工 2019.07.05明星食品の19年3月期業績は売上収益328億8200万円(前年比5.6%増)、セグメント利益20億4100万円(同6.0%増)と順調な実績で着地した。「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズを中心に、「明星 ぶぶか 油そば」などの汁なしタイプが堅調に…続きを読む
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即席麺特集:まるか商事 前期は2桁増で着地 「GIGAMAX」好調受けシリー…
小麦加工 2019.07.05まるか商事(まるか食品)の19年3月期売上高は153億円(前年比10.6%増)と即席麺市場の成長を大きく上回る2桁伸長で着地した。「ペヤングソースやきそば」がベースとなりながら、「ペヤング 激辛やきそばEND」と「ペヤングソースやきそば超超超大盛GI…続きを読む
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即席麺特集:エースコック 「ロカボデリ」立ち上げ スタンダード化を図る
小麦加工 2019.07.05エースコックは、即席麺事業で積極的な商品戦略を展開している。主力カップ麺「スーパーカップ1.5倍」ブランドは、発売30周年の節目となった18年9月から「スーパーカップMAX」ブランドとして展開している中、新たなアイテムとして「スーパーカップMAX 太…続きを読む
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即席麺特集:ヤマダイ 主力「凄麺」伸長続く 澄んだスープの豚骨ラーメン定番へ
小麦加工 2019.07.05ヤマダイの19年3月期業績は、売上高100億円台に回復し、増収で着地した。同社の中核ブランドの「凄麺」が着実に売上げを伸ばしていることが要因だ。今期(20年3月期)についても、引き続き「凄麺」のブランド認知度アップと販売量の拡大を目指すとともに、フラ…続きを読む