東北つゆ特集
東北市場のつゆといえば、1.8L大容量が売場下段にずらりと並び圧巻であった。基礎調味料の主軸が醤油からつゆへと移行していることを物語っていた。四季を問わずに煮物、鍋物、今の時期なら山菜のおひたしなど登場頻度が高く、子どもから大人まで味に慣れ親しんでいる。根強い支持を集める地元メーカーに大手NBが加わり、販売合戦を繰り広げてきた。ただ、人口減、世帯人数減、食のバラエティー化が進み、大容量はかつてほど魅力がなくなっている。購入し開封した後、長く置けば風味はとんでしまう。そんな使われ方が多かった。
メーカーが1L、500mlの中容量へのシフトを進め、構成比率が変わっている。フレッシュローテーションが理解され、東北も中容量へと変わりつつある。ヤマキが3月をもって1.8Lを終売にしたことは大きい。東北支店は、これまでの取組み成果により中容量へシフトを加速。1.8L、298円の価格攻勢が日常化しているものの、参戦メーカーは数社に絞られ、南東北の売場からはほとんど外れている。さまざまな味が楽しめる個食タイプも売場をにぎわし、新たな食提案が期待される。四季を問わずとはいえ、つゆは夏が最需要期。価値訴求で夏物商戦を盛り上げていく。(東北支局長=三沢篤)
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◆東北つゆ特集:各社、最需要期に価値訴求 中容量へのシフトさらに進む
調味料 特集 2020.06.22東北市場のつゆといえば、1.8L大容量が売場下段にずらりと並び圧巻であった。基礎調味料の主軸が醤油からつゆへと移行していることを物語っていた。四季を問わずに煮物、鍋物、今の時期なら山菜のおひたしなど登場頻度が高く、子どもから大人まで味に慣れ親しんでいる…続きを読む
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東北つゆ特集:東北醤油 「味どうらくの里20L入り」発売
調味料 特集 2020.06.22東北醤油の前期業績は売上げ13億0400万円(前年比1.6%減)となった。 商品別では味どうらくの里11億3820万円(同1.1%減)、白だしのかくし味1億0800万円(同2.0%減)、三五八漬けが1397万円(同1.8%増)。 売上げ減は有力S…続きを読む
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東北つゆ特集:ワダカン 良質品安く提供、既存品も注力
調味料 特集 2020.06.22ワダカンの3月期決算は売上げが48億7200万円で前年比4.3%増となった。商品別構成比は醤油53%、つゆ・八方汁25%、味噌9%、たれ・酢5%、発酵調味料8%。販売エリア別では、青森県25%、東北5県21%、首都圏39%、北海道7%、その他8%。 …続きを読む
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東北つゆ特集:だい久製麺 そばつゆ1L、300mlが販売増加
調味料 特集 2020.06.22だい久製麺の3月期は増収。ただ、4月に入ってからCVSの調理麺が苦戦し、前年を割り込んでいる。売上構成比はゆで・生麺が9割を占め、冷やし中華をはじめ夏物需要増に期待している。つゆは大手と1.8Lの販売競争を繰り広げていたが、販売施策をあらためてきた。…続きを読む
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東北つゆ特集:キッコーマン食品 本つゆ1L、500mlが伸びけん引
調味料 特集 2020.06.22キッコーマン食品東北支社では、今春から家庭内食が増え、つゆ類の動きは好調で、特に濃縮つゆは汎用(はんよう)性が高くお得感がある常備型調味料として再認識されている。4、5月のつゆ類は前年比2桁増。 中でも主力の本つゆは4倍濃縮の価値浸透が加速し、1L…続きを読む
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東北つゆ特集:ヤマキ めんつゆ1.8L終売、中容量加速
調味料 特集 2020.06.22ヤマキ東北支店の昨年度つゆ類売上げは前年比2%減となった。少子高齢化が進みつゆ市場も変化し、年々大容量1.8Lは減少してきた。このため、昨年度をもって終売にした。東北のつゆ市場で“だしのヤマキ”のめんつゆが大容量で登場し、たっぷり使えるお得感で多くの…続きを読む
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東北つゆ特集:ヤマサ醤油 「これ!うま!!つゆ」計画上回る
調味料 特集 2020.06.22ヤマサ醤油仙台支店の12月期決算は売上げは前年並みだった。醤油が鮮度、減塩が定着し好調で同20%増となり、前年を大きく上回った。 つゆでは昆布つゆの大容量1.8Lが同3%減、1Lが同4%増だった。ただ、500mlが同1%減で夏場の麺需要落ち込みが影…続きを読む
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東北つゆ特集:Mizkan 野菜を食べる春・夏鍋がヒット
調味料 特集 2020.06.22Mizkan東北支店の2月期売上げは前年比0.5%減、全社は同0.3%減。食酢が同0.8%増で前年をクリアしたが、つゆは同3%減、ぽん酢その他も同3%減。売上構成比は、食酢36%、つゆ21%、ぽん酢その他16%。好調な結果を残したのが鍋つゆで、前年比…続きを読む