即席麺特集
19年度の即席麺総市場は、数量ベースで微減となったが、金額ベースでは増加した。19年6月に行った値上げで数量・金額とも6月以降苦しかったが、需要期の下期にかけて回復基調で推移していた。この状況化、年度末の3月に新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が急増し、数量ベースでは前年並みまで数字を戻し、金額ベースでは前年を上回った。20年の総市場で見ると1~4月は、数量ベース、金額ベースとも前年比2桁増で伸長している。特にコロナ禍の巣ごもり需要で3~4月が同約2割増と大きく伸ばしている。カップ麺、袋麺ともに販売増加し、中でも袋麺は需要が高止まりしているようだ。(久保喜寛)
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◆即席麺特集:市場好スタート 袋麺需要高止まり オープンプライス品も販売増
小麦加工 2020.07.0819年度の即席麺総市場は、数量ベースで微減となったが、金額ベースでは増加した。19年6月に行った値上げで数量・金額とも6月以降苦しかったが、需要期の下期にかけて回復基調で推移していた。この状況化、年度末の3月に新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が…続きを読む
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即席麺特集:日清食品 “和”の世界観を表現 基幹ブランド強化図る
小麦加工 2020.07.08日清食品の今期(21年3月期)の即席麺の戦略は、「チキンラーメン」「カップヌードル」「日清のどん兵衛」「日清焼そばU.F.O.」といった中核ブランドの幹をさらに太くしていくことで成長を目指す。 4~5月の販売状況は、トータルで好調に推移している。新…続きを読む
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即席麺特集:東洋水産 “冷し”で底上げを 「緑のたぬき天そば」40周年迎える
小麦加工 2020.07.08東洋水産の第1四半期(4~6月)の即席麺販売状況は、4月の売上げの伸びが大きかったことから、4~5月で1桁半ばから後半で推移している。6月も出足は良いため、4~6月トータルでも伸長を見込む。 前年の第1四半期(19年4~6月)は、10連休や6月1日…続きを読む
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即席麺特集:サンヨー食品 価値ある開発推進 定番品の取り扱い拡大
小麦加工 2020.07.08サンヨー食品の前期(20年3月期)即席麺販売実績は、カテゴリー、トータル実績とも前年比微減での着地となった。19年6月に実施した価格改定への対応、需要期での暖冬などが主な要因。一方、ミニカップカテゴリーは全般に好調、特に「ポケモンヌードル」は年度での…続きを読む
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即席麺特集:明星食品 主力ブランド磨く 創業70周年イベントも
小麦加工 2020.07.08明星食品の今期(21年3月期)即席麺販売戦略は、主力ブランドを磨き、店頭カバー率や回転率の向上を目指す。加えて、価格コンシャスなアイテムの強化や健康志向に向けた提案など、市場動向に合わせた活動にも取り組んでいく。また、創業70年の節目の年を迎えたこと…続きを読む
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即席麺特集:まるか商事 最新型ライン増設 カップ麺高需要に対応
小麦加工 2020.07.08まるか商事(まるか食品)の2019年度(19年4月~20年3月期)は、ほぼ前年並みで着地する見込みだ。20年1月からの新型コロナウイルスの影響で2~3月に予測以上の注文が増えた。特に好調だった商品は20年2月発売の「ペヤング 獄激辛やきそば」と3月の…続きを読む
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即席麺特集:エースコック 「モッチッチ」注力 ラーメン・焼そば両シリーズ刷新
小麦加工 2020.07.08エースコックの5月までの即席麺販売状況は計画を上回り順調に推移しているという。袋麺も増加しているが、カップ麺の増加がけん引役となっている。下期に向けては、年初に掲げた「『モッチッチ』ファースト」戦略をより推進していくとともに、「スーパーカップMAX」…続きを読む
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即席麺特集:ヤマダイ 好調「凄麺」けん引 ヴィーガンヌードルさらなる成長を
小麦加工 2020.07.08ヤマダイの前期(20年3月期)の即席麺販売実績は前年比3%増で着地した。主力のノンフライ麺「凄麺」ブランドがけん引したのが要因だ。加えて、フライ麺タイプも販売増となり、全体の売上げ増に貢献した。今期(21年3月期)は、引き続き「凄麺」ブランドの強化を…続きを読む