オリーブオイル特集

食用油 2020.07.17
オリーブオイル特集

 国内オリーブオイル市場は19年、家庭用で430億円(本紙推定)に到達。18年にキャノーラ油を抜き、金額ベースでは食用油トップカテゴリーの座に就いたが、その差をさらに広げる形となった。春先からの各社の活性化施策に加え、内食需要の拡大も後押しし、20年も順調な出足。調味料として活用する「生使い(生食)」需要も引き続き旺盛で、和洋中を網羅する使い方提案が着実に浸透している。伸びしろとして注目されていた購入経験率も若者層のエントリーが一部見られるなど、裾野も拡大しそうな気配にある。食用油市場全体の規模拡大の面でも同市場は重要なカテゴリー。付加価値オイルの筆頭格として、20年も成長を維持しそうだ。(村岡直樹)

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