即席麺特集
即席麺市場は拡大基調にある。20年1~10月までの総需要は数量ベース、金額ベースともに前年を上回って推移している。カテゴリー別で見ると袋麺・カップ麺ともに増加しているが、袋麺の成長が全体をけん引している。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ストック需要や手作りニーズなどで売上げが伸びている。この状況下、12月は即席麺の需要期でもあるため、さらなる成長に向けた競争が激しくなりそうだ。(久保喜寛)
-
◆即席麺特集:成長続く袋麺が全体けん引 各社、周年策で活性化を
麺類 特集 2020.12.21即席麺市場は拡大基調にある。20年1~10月までの総需要は数量ベース、金額ベースともに前年を上回って推移している。カテゴリー別で見ると袋麺・カップ麺ともに増加しているが、袋麺の成長が全体をけん引している。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ストック需…続きを読む
-
即席麺特集:20年JAS受検数量 1~10月総需要、過去最高更新見込む
麺類 特集 2020.12.21日本即席食品が集計した20年の即席麺類JAS受検数量は、1~10月即席麺総需要は、数量ベースで49億7913万7000食(前年比9.1%増)、金額ベースで5232億8300万円(同9.3%増)と数量・金額とも過去最高を更新するペースで推移している。こ…続きを読む
-
即席麺特集:日清食品 「どん兵衛」拡販取組む 袋麺の需要創出を
麺類 特集 2020.12.21日清食品の上半期(4~9月)の即席麺販売実績は、売上収益970億3300万円(前年比4.9%増)、セグメント利益165億4700万円(同41.0%増)と順調に推移した。引き続き袋麺がけん引役となった。 通期に向けて、年末商戦での「日清のどん兵衛」の…続きを読む
-
即席麺特集:東洋水産 “赤・緑”訴求図る 好調「QTTA」広い層から支持
麺類 特集 2020.12.21東洋水産の21年3月期(4~9月)国内即席麺事業の売上高は、600億1700万円(前年比4.3%増)、セグメント利益60億3800万円(同93.2%増)と大幅に利益を伸ばした。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、家庭での需要が高まったことが要因。カ…続きを読む
-
即席麺特集:サンヨー食品 家庭内ニーズ増で「サッポロ一番」伸長
麺類 特集 2020.12.21サンヨー食品の4~11月即席麺販売状況は、前年を上回って推移している。同社の基幹ブランド「サッポロ一番」の袋麺の好調が全体をけん引している。また、リニューアルを実施した「カップスター」も販売拡大するなど、安定的な売上げを獲得している。通期に向け、「サ…続きを読む
-
即席麺特集:明星食品 「麺神」定着目指す 新ライン使った展開も
麺類 特集 2020.12.21明星食品の上半期(4~9月)の販売実績は売上収益181億2200万円(6.0%増)、セグメント利益は23億6200万円(同77.3%増)と増収増益となった。袋麺の主要ブランド「明星 チャルメラ」シリーズ、「明星 中華三昧」シリーズの好調に加え、カップ…続きを読む
-
即席麺特集:エースコック 「もち麦めん」提案 基幹ブランドの刷新を
麺類 特集 2020.12.21エースコックはカップ麺「スーパーカップMAX」やカップスープ「スープはるさめ」といった基幹ブランドのリニューアルを図るとともに、新たに「すこやか和膳 もち麦めん」シリーズ立ち上げた。これらの取組みで、通期成長を目指していく。 11月までの販売状況と…続きを読む
-
即席麺特集:ヤマダイ 「凄麺」好調推移 ご当地麺シリーズに注力
麺類 特集 2020.12.21ヤマダイの即席麺販売実績は4~11月で前年比2桁増で成長している。同社主力のカップ麺ブランド「凄麺」の売上げが好調に推移していることが要因だ。通期に向けて、引き続き「凄麺」ブランドの拡販を図るとともに、「ヴィーガンヌードル」などの販売増も目指していく…続きを読む
-
即席麺特集:まるか商事 通期5%増見込む 意欲的に新商品を投入
麺類 特集 2020.12.21まるか商事(まるか食品)の通期(21年3月期)即席麺販売状況は、市場の成長を若干上回る見込みで推移している。8~11月に販売した新商品の売り上げが業績に貢献していることが要因となっている。12月以降も意欲的な新商品の投入などで、売上げの拡大や即席麺市…続きを読む